BREITLING|ナビタイマー オートマチック GMT 41
1952年に誕生した画期的パイロットクロノグラフウォッチ「ナビタイマー」のデザインコードを再解釈して生まれたGMTウォッチ。モデルの特徴である回転計算尺は継続しているので、プロ用の計器としての魅力があるが、ベゼルは非常に細いのでドレッシーにも楽しめる。レザーストラップはブラウン。ブラウン系のスーツと組み合わせるとコーディネイトにきれいになじむ。GRAND SEIKO|Heritage Collection 45GS復刻デザイン 限定モデル SLGW005
デザインとメカニズムの両方で、初期グランドセイコーの最高傑作といわれる1968年製の「45GS」が復刻。デザインも当時のスタイルを継承し、12時位置に「SEIKO」ロゴを復活させた。当時と同じく、10振動の手巻き式ムーブメントを搭載。新開発のCal.9SA4は、ゼンマイの巻き心地にもこだわっており、時計との対話を楽しむ時計だ。A. LANGE &SÖHNE|ランゲ1
冷戦下で国営化されたドイツの名門A.ランゲ&ゾーネが、復興第1弾のひとつとして1994年に発表した「ランゲ1」が、ついに30周年を迎えた。表示が重ならない独特なダイヤルデザインや美しいムーブメントCal.L121.1はそのままだが、ダイヤル素材にブラックオニキスを採用し、ケースはプラチナ。モノトーンの世界のなかで美しい光沢感を楽しめるモデルになっている。BREGUET|クラシック ミニッツリピーター 7637
数々の美しいドレスウォッチをつくってきたブレゲ。このモデルはブラックのグラン・フー エナメルの二針ウォッチにしか見えないが、その端正なケースにはミニッツリピーター機構が搭載されている。ケースサイドのスライダーを操作すると二対のゴング&ハンマーが作動し、奏でる音の組み合わせで現在時刻を表現。まさにクワイエットラグジュアリーな最高峰ウォッチだ。
TUDOR|1926
モデル名は、ロレックスの創始者ハンス・ウイルスドルフがチューダーを創設した年にちなんだもので、ブランド創世記のエレガントウォッチの伝統を取り入れている。ダイヤルにはエンボス加工を取り入れ、光の反射をおさえて視認性を高め、くさびとアラビア数字を組み合わせたインデックスも個性を加えるアクセントに。ケース厚は9.2mmと使いやすいボリュームに収めた。ZENITH|エリート クラシック
ハイビートクロノグラフのイメージが強いゼニスだが、シンプルモデルには自社製の高性能ムーブメント「エリート」を搭載することで上質な時計をつくっている。このモデルはサンレイ仕上げのダイヤルに小ぶりなカレンダーをあわせており、端正かつ実用的なドレスウォッチに。ブルーのアリゲーターストラップは裏にラバーを貼っており、汗や雨にも強い。GLASHÜTTE ORIGINAL|セネタ・エクセレンス・パノラマデイト・ムーンフェイズ
旧東ドイツの国営時計企業「グラスヒュッテ・ウーレンベトリーブ(GUB)」を引き継ぐかたちで1990年にブランドが発足。グラスヒュッテの時計文化を継承しつつ、大型のパノラマデイトなど、オリジナリティを加えて魅力的に進化を遂げている。このモデルではダイヤル色にガルバニックグレーを採用。見入ってしまう不思議な魅力がある。NORQAIN|フリーダム 60 GMT
2018年創業の新進気鋭ブランドながら、世界最大の時計の見本市「ウォッチズ アンド ワンダーズ ジュネーブ」に参加するなど注目度が高まるノルケイン。「フリーダム」コレクションは、時計の黄金期である1960年代のスタイルを現代的に進化させたもの。アイスブルーのダイヤルには溌溂とした印象があり、GMTの赤針もきれいなアクセントに。ビジネススタイルと合わせたい。AUDEMARS PIGUET|CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ オートマティック
八角形のミドルケースをラウンドケースで上下から挟み込むという複雑な三層構造が特徴。ただしベゼルを細くデザインしており、ドレッシーな雰囲気も楽しめる。ケース素材はピンクゴールドで、ここにシグネチャーカラーである「ナイトブルー、クラウド50」のダイヤルを組み合わせる。同色のストラップはラバー加工をしているので、カジュアルダウンにも効果的だ。PATEK PHILIPPE|年次カレンダー ムーンフェイズ 5396G
月の大小を把握して動き、2月末に調整するだけで一年を通じて便利に使える年次カレンダー機構を搭載。ブルーのグラデーションダイヤルの上できらりと輝くインデックスには、バゲットダイヤモンドを使用する。シャツの袖口からちらりと見えるだけでも十分に存在感を発揮し、知的なムードをつくってくれるだろう。