KUMONグループで生涯学習を提供する公文エルアイエルは、10月1日から「公文囲碁」のサービスを開始した。「公文式の考え方に基づき制作された独自のプログラム教材」を使い、初歩からみっちりと囲碁を教えてくれるオンライン講座だ。入門レベル(30級)から本式の対局が楽しめる13級までの級位に対応した1800枚以上の教材が準備されている。
じつは公文囲碁という学習プログラムは、1985年に公文教育研究会によって開発され、長らく紙ベースの学習サービスが展開されていたという歴史ある通信講座だ。1996年には公文エルアイエルが承継したものの2003年から事業を一時停止していたが、このたび、インターネットによる囲碁通信対局サービスなどを展開するパンダネットとライセンス契約を結び、オンライン講座として復活したというわけだ。
内容は、囲碁AIの出現で新たに生まれた定石を取り入れるなどブラッシュアップが図られている。囲碁とはなにか、小さな碁盤を使った石の取り方、逃げ方、地の数え方、勝敗の決め方など初歩の初歩から始まり、最終的には無理なく本式の19路盤で対局ができるまでを目指す。だが、自分の実力に合わせて好きなレベルから始めることができる。囲碁用語の解説や、囲碁に関連する格言、上達のコツなどの読み物コンテンツも楽しめる。
受講料は、「公文囲碁コース」が月額2200円(税込)、ロボットとの対局もできる「入門総合コース」が月額2750円(税込)。
プレスリリース