サムスングループの旗艦企業であるサムスン電子の株価は、5日に3%上昇し、1株あたり8万7100ウォンに達した。これは、2021年1月初旬以来の最高値だ。
サムスンは、第2四半期の利益が10兆4000億ウォン(約1兆2200億円)に達する見通しだと述べており、この数字は、前年の6700億ウォン(約779億円)の約15倍で、第1四半期の利益の6兆6100億ウォン(約7701億円)を大幅に上回る。同社はまた、第2四半期の売上高が前年同期比で約23%増の60兆ウォン(約7兆円)に達すると予想している。
サムスンは、第2四半期の収益見通しの詳細を開示していないが、直近の利益と売上高の伸びは、同社の半導体部門の好調な業績を受けたものである可能性が高い。同社は、世界最大のコンピューターチップメーカーの一つであり、人工知能(AI)に対する需要の高まりにより、AI製品やデータセンター向けのハイエンドチップの価格は急騰している。
サムスンは、今後の成長を後押しする要因として、OpenAIのChatGPTやグーグルのGemini(ジェミニ)、アンソロピックのClaude(クロード)、マイクロソフトのMicrosoft Copilot(コパイロット)などのAIツールを動かす生成AIへの関心の高まりを挙げている。
同社は、31日に部門別の内訳を含めた決算の発表を予定している。
(forbes.com 原文)