北米

2024.05.04 18:30

大谷翔平「新通訳アイアトン」、水原一平と訳し方の差くっきり。実例で分析

Getty Images

(大谷選手の実際のコメント)

1.毎日毎日これだけ多くのファンが入ってもらって、
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すごくやりがいというか、

1.自分にエナジーをもらえる

と思うので、まずそれを自分の力に変えて
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2.今後も頑張りたいなと思っています。

(アイアトン氏の通訳:ChatGPTによる和訳)
確かに、

1.この観客の前でプレーできることは、活力を感じます。

だから、

2.良い成績を続けられることを願っています。


(大谷選手の実際のコメント)

1.まぁボールの見え方が一番大事だなと思っている

ので、そこが

2.一番自分の納得できるスタンスで構えるということをまず心掛けました。

(アイアトン氏の通訳:ChatGPTによる和訳)

1.ボールをよく見ることが最も重要な部分

なので、

2.自分の構えに本当に取り組んでいます。


アイアトン氏の通訳は大谷選手が言った順番通りに英語への通訳が展開されていることが分かる。また本論が1.で主張(結論)は2.であるが、これらも同じ1.から2.へ日本語の作法の通りに展開されている。また単語やフレーズの語順もほとんど同じように展開されており、確かに丁寧に訳されていると感じられる。

次稿ではいよいよ、これまでの「水原一平訳」について見ていく。本稿で紹介したアイアトン氏の流儀との違いが鮮やかな、まさに「水原流」ともいうべき大胆な意訳をご覧いただこう。


大谷翔平新通訳、水原一平と全然違う訳し方。ポイントは「行間」 に続く





松樹悠太朗(まつき・ゆうたろう)◎1978年香港生まれ。国際交渉のコンサルティングを行うYouWorld代表取締役。特徴的な技術は、日本語と英語の行間や作法の違いによるコミュニケーションのニュアンスを調整すること。特に国際交渉の軌道修正、効果的な英文Eメール、プレゼン資料の修正において成果を上げている。クライアントはスタートアップCEO、金融機関取締役、日系商社支社長、製薬関連企業代表、日本刃物ブランドなど。


(以下は上で紹介した「実例」を表にしたものである:内容は同じ)

文=松樹悠太朗 編集=石井節子

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