2024.03.02 16:15

「チェックアウト時に涙」─ザ・リッツ・カールトン沖縄の贅と沖縄ハーフ移住のリアル

那覇市はじめ沖縄県への「ハーフ移住」が増えているという(Getty Images)

清水裕美子氏。人気記事:元ファーストクラスCAに聞く「機内で噂される一流の乗客」の共通点、人気連載:元ファーストクラスCAに聞く一流の共通点の著者であり、『ファーストクラスCAの心をつかんだ マナーを超えた「気くばり」』(青春出版社)の自著もある、「シーエーメディアエージェンシー」代表取締役である。日本航空(JAL)の客室乗務員として国際線ビジネスクラス、ファーストクラスなどを含めて約5年乗務した経験を持つ。

最終日に、帰りたくなくて涙を流した海外からの旅行客もいるという「ザ・リッツ・カールトン 沖縄」に宿泊した清水氏に、その概要、そして、「ハーフ移住」が増えているという当地の状況について以下、寄稿いただいた。


コロナ禍が落ち着き旅行が再開されてきていますが、国内旅行客はコロナ前と同水準まで戻ってきているものの、海外旅行客は円安などの影響もありなかなか回復していないようです。

そんな中、国内にいても海外リゾート気分が味わえる沖縄は需要が高まっています。

旅行はもちろん、ハーフ移住者も増えているのだとか。

そんなハーフ移住者や海外からの旅行客からも絶大な人気を誇るのが、沖縄屈指のラグジュアリーホテル「ザ・リッツ・カールトン沖縄」。

海外からの旅行客が最終日に、「帰りたくなくて涙を流した」というエピソードもあるそうです。

ここでは、「ザ・リッツ・カールトン沖縄」が「帰りたくない」と言われるほどに滞在者を魅了する理由と、スタッフの方に伺ったハーフ移住の現状についてご紹介します。

ゴルフ好きにはたまらない、最高のロケーション


沖縄北部の名護市に位置するザ ・リッツ・カールトン沖縄は、沖縄屈指のゴルフ場「喜瀬カントリークラブ」の広大な敷地に隣接しています。

「喜瀬カントリークラブ」は、神秘的なやんばるの森に囲まれたウッドコースと、沖縄の青い空と遠くの海の景色を眺めるオーシャンコースの、全18ホールのチャンピオンシップゴルフコースを備えた一流ゴルフリゾート。最高の環境でゴルフを楽しむことができます。



そしてゴルフで程よく疲れた身体を癒すのに最適なのが、「ザ・リッツ・カールトン沖縄」のスパ施設。

「ザ・リッツ・カールトン沖縄」はスパ棟が独立していて、施設が充実しているのが特徴ですが、その中にある温浴施設「ヒートエクスペリエンス」は宿泊者は無料で利用することができます。

和風の温水浴場、ひのきのドライサウナ、風化珊瑚タイル岩盤浴でじっくり汗を流せば、心も身体もリフレッシュできるはず。



また、スパ棟にある屋内プールとフィットネスセンターも無料で利用することができます。

メイン棟には4月から10月まで利用できる屋外プールもあり、沖縄に関するたくさんの書籍が並ぶライブラリと隣接しています。

ライブラリではルームサービスでお食事やお飲み物などを注文することもできるので、こちらでゆったりとした時間を過ごすのもおすすめです。

沖縄の文化や自然に触れるアクティビティー

「ザ・リッツ・カールトン沖縄」では、沖縄の文化や自然を体験するアクティビティが充実しているのも人気の理由の一つ。

国内・海外どちらのゲストからも注目度が高いというのが、「サンゴの苗づくり体験」。

沖縄近海では近年サンゴの白化が問題視されていますが、その原因は、地球温暖化による海水温の上昇だけでなく、海洋への淡水や土砂の流入など、人的影響も大きいと考えられています。



「サンゴの苗づくり体験」は、沖縄の豊かな海の生態系を作り出すために大切な役割を果たしているサンゴの働きについて学び、サンゴ礁が現在直面している危機について共に考え、サンゴの苗を作る体験型プログラム。

さらに、希望者(5歳以上)は経験豊富なダイバーと海に潜り、実際にサンゴの苗の植え付けができる「サンゴの苗付け体験オプショナルツアー」にも参加可能です。

また、海だけでなく、やんばるの森の豊かな自然も沖縄北部ならではの魅力。

2021年に「奄美大島、徳之島、沖縄本島北部および西表島が、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の世界自然遺産に登録されたことを受け、やんばる地に生息する希少な動植物を観察する「ネイチャーガイドと巡る比地大滝」のアクティビティもスタートしました。

沖縄の海や自然をただ楽しむだけでなく、その美しい自然を次の世代にも受け継いでいくために学び、何か貢献したいという方が増えてきていて、これらのアクティビティは支持を集めているそうです。

琉球グラスを使ったアクセサリー作りや、朝日を浴びながら行うヨガも人気のアクティビティだそう。

ラグジュアリーに楽しむ沖縄料理


沖縄料理といえば、沖縄そばやソーキ、じーまみ豆腐などカジュアルなグルメが多い印象ですが、「ザ・リッツ・カールトン沖縄」の手にかかればそんな沖縄グルメが一気にラグジュアリーに変身。

ダイニング「グスク」のシグネチャーメニューは「ぐすくすば」。

つけめんスタイルで楽しむ沖縄そばで、シェフが目の前で調理してくださった黒毛和牛サーロインのしゃぶしゃぶと共にいただきます。これまでに味わったことのないコラボレーションはまさに絶品。

和牛のソーキ(スペアリブ)をじっくり煮込んで作られる、シグネチャーメニュー「ぐすくすば」(5800円)

和牛のソーキ(スペアリブ)をじっくり煮込んで作られる、シグネチャーメニュー「ぐすくすば」(5800円)


一般的に沖縄そばは鰹出汁が主流ですが、こちらは和牛のソーキ(スペアリブ)をじっくり煮込んで作られているのが特徴。
 
スープの中にはソーキが入っているのでボリュームたっぷりで、男性でも満足度の高い一品です。

鉄板焼レストラン「喜瀬」では、これまで日曜日限定・数量限定だった「喜瀬バーガー」が、シグネチャーメニューとして生まれ変わりました。

沖縄県産黒毛和牛の赤身肉とサシ肉のパテ、スーチカー(やんばる島豚を塩漬けし、炊き上げる際に泡盛で香りづけした沖縄風ベーコン)や、沖縄生まれのチーズ店「The Cheese Guy」のガーリックチーズ、青パパイヤのピクルスなどを、ピパーチ(島コショウ)を練りこんだ、ほんのり甘いブリオッシュ生地の自家製バンズで挟んだ、オリジナルのバーガー。

ボリューミーでありながらも、沖縄のヘルシーな食材たっぷりなのでしつこくなくあっさりといただけるのが特徴。

サイドディッシュには、じーまみ豆腐を使用したクラムチャウダー。

イタリアンレストラン「ちゅらぬうじ」のシグネチャーメニューは、イタリアの伝統技法「イン・クロスタ・ディ・サレ」を用いて、沖縄県今帰仁産やんばる島豚の骨付きロースを月桃で巻き、塩釜でじっくり火入れした「やんばるマイアーレ」。

サイドディッシュは、地元名護産の旬の野菜のグリルと紅芋のマッシュポテト。

沖縄県産食材を用いた本格的な琉球イタリアンを提供する「ちゅらぬうじ」ならではのメニューです。

「帰りたくない」と言われる理由


沖縄らしさとラグジュアリーが融合した施設、ゴルフにプール、スパ、アクティビティと大人から子供まで楽しめる幅広い体験、沖縄産の食材をふんだんに使用した絶品料理、そして質の高いサービスを兼ね備えた「ザ・リッツ・カールトン沖縄」。

海外からは長期で滞在されるゲストが多く、長ければ1カ月も滞在、のケースもあるとか。

最終日の朝食時に「全てがパーフェクトだった。この滞在が終わってしまうことが寂しい」と涙を流されるゲストもいらっしゃったといいます。

次回戻ってくるのが待ちきれないというゲストや、お世話になった全てのスタッフへ感謝の気持ちを手書きのメッセージで綴ったゲストもいらっしゃるのだそう。

そんな「帰りたくない」という気持ちにさせる接客の秘訣について、ザ・リッツ・カールトン沖縄のスタッフにうかがったところ、「一番大切にしていることは、お客様とのエンゲージ」との答えが返ってきました。

ゲストとのやり取りの中で"今回の旅の目的"や"好み(プリファレンス)"などWowに繋がるキーを探し、ここでしか体験のできない、パーソナルなサービスや関係性を築いていくことを常に行っているといいます。

沖縄にハーフ移住─北海道から冬だけ、など


「ザ・リッツ・カールトン沖縄」には、本土から沖縄にハーフ移住されているお客様が宿泊されることもあるといいます。

コロナ以降、リタイア世代を中心に本土から沖縄にハーフ移住する方が増えているようです。

Getty Images

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エリアとしては関西方面の方が多いようですが、北海道の方が冬の間沖縄にハーフ移住するというケースも多く、沖縄県内の有名ゴルフ場のメンバーになられる方が多数いらっしゃるのだそう。

ハーフ移住者の方が「ザ・リッツ・カールトン沖縄」に宿泊される際も、沖縄屈指のチャンピオンシップのコースを持つ喜瀬カントリークラブでのゴルフを楽しむ方が多いといいます。

日本の安心さと海外のようなリゾート感を併せ持つ沖縄は、海外移住は言語や治安の面で不安という方にとって、これからさらに注目の地となりそうですね。



清水裕美子◎日本航空(JAL)の客室乗務員として国際線ビジネスクラス、ファーストクラスなどを含め約5年乗務する。退職後はCA流美容コンサルタントとしてセミナー、メディアなどで活動するほか、日本初のCAが発信する総合情報サイト「CA Media」を立ち上げる。著書に、『ファーストクラスCAの心をつかんだ マナーを超えた「気くばり」』(青春出版社、2020年7月刊)など。

文=清水裕美子 編集=石井節子

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