米
ジョージア電力は先月31日、同社が所有するボーグル原子力発電所の3号機が稼動し、ジョージア州で電力の供給を開始したと発表した。同発電所の最初の2基の原子炉は1980年代に設置され、4号機は来年にも運転を開始する予定。米国で新規原子炉が稼働開始したのは、2016年以降初めて。
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エネルギー情報局(EIA)によると、同国の原子力発電容量は世界一で、国内の発電量の約20%を賄っている。世界の温室効果ガスの発生源は、発電が圧倒的な割合を占めている。風力発電や太陽光発電が拡大し続ける一方で、原子力発電もまた、気候変動の抑制に貢献している。原子力は炭素を排出しない上、自然条件によって発電量が変動することもない。
ジョージア電力の
キム・グリーン最高経営責任者(CEO)は、「270万人の顧客に環境に優しく安全で信頼できる安価な電力を提供し続けるためには、こうした長期的な投資を行い、それをやり遂げることが重要だ」と述べた。
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forbes.com 原文)