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セネガル系イタリア人のラメは、例えば「コップと数本の結束バンドで取っ手つきのコップを作る」といったライフハックの動画に対し、水を入れたコップを手で持ち上げて「こうするだけでいいじゃないか」というポーズをとり、無言で肩をすくめたりして人気を博している。
ラメは2022年6月にダメリオを抜いて抜いて最もフォロワー数が多いティックトッカーになり、それ以来その座を維持している。
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ソーシャルメディアで有名になって以来、彼はイタリア版の「ゴット・タレント」の審査員に抜擢され、Hugo Bossと複数年契約を結び、イタリア語吹き替え版の『ブラックパンサー／ワカンダ・フォーエバー』に声のカメオ出演をした。
6月27日には、イタリアで開催されたタオルミーナ映画祭で、ソーシャルメディアで成功を収めたラメの物語を記録した短編映画『I Am Khabane』が発表された。
SNSの集計サイトのSocialTrackerによると、29日時点で最もフォロワー数の多いTikTokアカウントの上位5位は下記の通り。
カビー・ラメ：1億6010万人
チャーリー・ダメリオ：1億5070万人
ベラ・ポーチ（Bella Poarch）：9270万人
アディソン・レイ（Addison Rae）：8860万人
ミスター・ビースト（MrBeast）：8320万人
現在23歳のラメは、パンデミックの初期に工場労働者としての仕事を解雇された後、2020年に初めてTikTokに動画を投稿し始めた。彼のコメディー動画は「誰が見てもわかりやすい」と称賛されている。ニューヨーク・タイムズ（NYT）のインタビューでラメは、ライフハック動画に対する無言のリアクションが言葉の壁を超えて世界に届き「コンテンツのシンプルさ」が自身を成功に導いたと語っている。
TikTokの人気は依然として高いが、中国企業が所有するこのアプリが米国人のデータを収集し、中国共産党に悪用される可能性を人々は懸念している。米国の大半の州および議会は、政府用デバイスからのTikTokの使用を禁止しており、モンタナ州は最近、このアプリを完全に禁止する法律を可決した最初の州となった。
データインテリジェンス企業のDemand Sageによると、TikTokのユーザー数は16億7700万人とされ、そのうち10億人以上が月間アクティブユーザーであると推定されている。米国人のユーザー数は3月に1億5000万人を突破した。
（forbes.com 原文）
