新規事業

2023.04.10

女子学生好みのスイーツが第一号「地域商社モデル」とは

プレスリリースより

大正8年から東京都東久留米市でかりんとうを作り続けてきた中谷製菓は、東京家政学院大学食物学科の学生たちと共同で女子学生が好むかりんとうを開発。高尾山の定番のお土産に加えられることになりました。ここには、商品の開発から販売までをサポートしたソーシャルビジネス企業MNH(エムエヌエイチ)が後に「地域商社モデル」と名付けることになる画期的なアイデアが活かされています。

中谷製菓は、東京家政学院大学と共同で「女子大生のかりんとう離れの調査」を実施し、女子学生が好むかりんとうをベースにした新商品開発を行ってきました。そうして生まれたのがこの「高尾山かりんとう 結 -MUSUBI- シリーズ」です。いちご味やとうふ味があり、中には珍しいハート型のかりんとうも混じっています。

このかりんとうの商品化をサポートしたMNHが、昔から名物として「高尾山かりんとう」を販売してきた東京都八王子市の高尾山薬王院に話を持ちかけたところ、「地域の応援になるなら」と賛同が得られ、「高尾山かりんとう」のブランドで販売されることになりました。
MNH公式ホームページより

MNH公式ホームページより


MNHはこの取り組みを通じて、「地域商社モデル」という新しいビジネスモデルを確立しました。「地域の資源と課題をお金と雇用に変える」をモットーに、そして「餅は餅屋」をキーワードに、地元事業者のそれぞれの強みをひとつの商品に結び付けて新たな価値を創造し、ビジネスとして継続できるようにする事業の形です。高尾山かりんとう 結 -MUSUBI- シリーズは、地元産の材料を使い、地域の老舗工場で製造し、地域の福祉施設で包装して、高尾山で販売しています。

高尾山かりんとう 結 -MUSUBI- シリーズは580円(税込)。高尾山薬王院でしか買えません。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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