テクノロジー

2022.10.14 10:00

Z世代が未だにフェイスブックを使い続ける本当の理由、マーク・キューバン語る


ある大学で学生を指導していたとき、彼らが何かを文字どおりに受け取ったり、直感や思い込みに従ったりする傾向が非常に低いということを感じた。なぜなら、検索しなくては確かではないからだ。

Facebookグループは、この思考回路にまさに合致するツールだ。Google(グーグル)で答えが見つからないとき、代わりに生身の人間に尋ねるのは理に適っている。特に、必ずしもうまく確立されていない、あるいは何らかの文脈が欠けているトピックがあるときはなおさらだ。

Z世代は頻繁に投稿したりニュースフィードをチェックしたりはしないかもしれないが、Facebookグループでのコミュニケーションは、ほとんど常時チャットのようなものだ。また、新しい質問があると、グループのメンバーに通知が届くことも知っている。Z世代は、結果を見るのが好きで、答えのために待つということを嫌う。彼らは、何かに対する答えがすぐに見つかるとわかっているからこそ、Facebookグループを利用しているのだ。

さらにキューバンは、Z世代を称賛する理由として、意外なものを挙げている。若い世代は、上の世代に比べて、より深いレベルで物事を調べたり分析したりする傾向があるということだ。25歳以下は、インターネットやソーシャルメディアに簡単にアクセスできる環境で育っている。彼らはグーグルでの質問の仕方を知っているし、フェイスブックグループのようなチャットフォーラムを使って、宿題や人生の疑問、仕事の衝突など、あらゆることを解決している。キューバンは、そのような理由から彼らを「最も偉大な世代」と称したほどだ。彼らは何かを推測で判断したりすることを好まないのだ。

不思議なことに、私が知っているZ世代のほとんどの人は、自分がフェイスブックを使っていることを認めたがらない。しかし、キューバンはこれをうまく指摘した。Z世代もフェイスブックを使っている。ただ、その使い方が他の私たちとはまったく違っているだけだったのだ。

forebes.com 原文

編集=Akihito Mizukoshi

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