フィンランドのOuraのスマートリング「Oura Ring」は、見た目は普通の指輪だが、心拍数や体温、呼吸数などを読み取るセンサーを搭載したウェアラブルデバイスとして、高い評価を確立している。このデバイスには、すでに数種類の色と仕上げが用意されているが、今回、新たにハイエンドバージョンが発売された。
それが、高級ブランドのグッチ(Gucci)とコラボしたOura Ring Generation 3のプレミアム版だ。このモデルの価格は950ドル(日本では税込12万6500円)と、標準モデルのOura Ring(299ドル)の約3倍もするが、18KゴールドのインターロッキングGのモチーフをあしらった高級な仕上げとなっている。
驚くことに、USB-CコネクターにもGのマークが入っており、充電パックの中央にもゴールドで「Gucci」と書かれている。
ほかのOuraのスマートリングと同様に、グッチ版のリングもチタン製で、重さはもわずか4グラムだ。筆者は長年、Oura Ringを使用しており、体調を管理する上で、非常に有益なデバイスだと感じている。
この4グラムという重さは、睡眠トラッキングを行う上で重要だ。腕時計とは異なり、この重さであればほとんど気にせず眠ることができる。そして、そのデータは詳細かつ包括的で、スマートウォッチやスマートバンドよりも正確な数値を取得できると感じている。
Oura Ringは、睡眠や日中のアクティビティを記録し、個人に合わせたガイダンスを提供してくれる。
そして、今回のグッチ版のOura Ringのメリットは、標準モデルにはないプレミアム感を味わえるだけではない。実際のところ、グッチ版は標準モデルよりもお得だと言えるかもしれない。
というのも、標準モデルのOura Ring Generation 3を購入した場合、6カ月間の無料トライアルの終了後は、全ての機能を使う場合は月額6.99ドルが必要だが、グッチ版にはこの費用が含まれているからだ。
これはつまり、1年間グッチ版を使えば約84ドルの節約になり、5年間使えば400ドル以上の節約になることになる。さらに、10年間使い続けた場合は840ドル以上の節約になり、グッチモデルの価格は標準モデルよりも安くなる。
もちろん、同じリングを10年間使うのは現実的ではないかもしれないが、これはよくできた価格設定なのかもしれない。そして、グッチ版のOura Ringは何よりもとても見栄えがするアイテムだ。
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