「一緒に健康なデービスをつくろう」と銘打った本プログラムは、大学がデービス市と提携し企画された。大学は今月出したプレスリリースで、20〜24日の春休み中に遠出をしなかった学生に1人あたり75ドルを支給すると発表した。
同校はインスタグラムへの投稿で、「75ドルでデービスの地元経済に貢献しよう」と学生に呼びかけるとともに、「あなたが地元にとどまることで、新型コロナウイルスの感染減速に貢献できる」としている。
報奨金が受け取れるのは先着750人のみとされた。報奨金は市内の指定店舗で使え、「アクティブに行こう」、「芸術を楽しもう」、「自宅を改善」、「ステイホームしよう」の4カテゴリーに当てはまる品を75ドル分購入できる。
同校はこれ以外にも、春休み中に学生を地元にとどまらせるための対策として、学生に対して州外からの帰還時に10日間の隔離期間を定めたり、出発日2週間前から帰還の2週間後まで3〜4日おきの検査を促したりしている。さらに、旅行に出掛けない学生は春休み中も学内施設で検査が受けられる。
同校は過去にも、学生の感染対策を促すため金銭を利用してきた。昨年10月には、ハロウィーン休暇中に大学の指針を順守した学生に対し報奨金を支払う制度を導入。この制度は学生から好評で、募集は瞬く間に締め切られた。