何カ月も求人に応募し続けているが、ほとんど反応がない。あらゆるアドバイスを参考にして履歴書をブラッシュアップし、面接で最善を尽くしているにもかかわらずだ。 もしあなたがそんな状況にあるのなら、問題はあなたではなく求人システムにある。
米国では、2027年までに労働者の半数以上がフリーランスに
仕事に対する従来の考え方が機能していないのだ。2027年までに米国の労働者の半分以上(8600万人超のプロフェッショナル)がフリーランスになると予測されている理由はそこにある。米国におけるフリーランスの雇用が2022年からの2年間で260%増加しているのもそのためだ。雇用主と被雇用者がいる古い労働モデルがもはや以前のようには機能しないという現実に双方が気付きつつある。
これまでで最も長く仕事を離れているように思うという声を、筆者はLinkedInで数多く聞いた。解雇されてから数週間、3カ月、あるいは半年以上経っても仕事が見つかっていない人もいる。米国の失業率は4.2%と横ばいのままだが、労働市場に悪影響を与え続けている要因もある。
従来の職探しモデルは破綻
米労働統計局によると、5月の長期失業者数は21万8000人減少したとはいえ、プロフェッショナルの約5人に1人が長期失業者であり、26万人以上が失業してから最長で5週間経ってなお仕事にありつけていない。この数字には、政権交代によって職を失った労働者も含まれており、連邦政府職員の数は1月以来5万9000人減少している。
人工知能(AI)の代替や大量解雇、オフィス出社の義務化、リモートワークへの持続的な関心の高まりはすべて雇用市場激化の要因だ。こうした状況に直面し、失業者の多くが職を得る見通しに絶望し、打ちのめされている。もちろん、充実したキャリアと安定した収入を得る唯一の希望が仕事にあったのならそうなるのは致し方ない。
発想を変えて別のアプローチを取るべき
だが、求人に応募しては不採用になったり音沙汰がなかったりという終わりの見えない状態から逃れたいのなら、発想を変えて別のアプローチを取るべき時だ。仕事を追いかけるのではなく、自分の強みを最大限生かして自分で仕事を作り出すのだ。



