オバマ元大統領が米音楽チャートで急浮上、演説を収録の楽曲

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バラク・オバマ元米国大統領が、アメリカの音楽チャートの上位に初登場した。彼の名前は俳優でシンガーのクリストファー・ジャクソンの楽曲「One Last Time (44 Remix)」に、ゴスペルシンガーのベベ・ウィナンスと並んでフィーチャーされ、今週のビルボードのHot R&Bソングチャートで急浮上した。

楽曲タイトルの44 Remixはオバマが米国の第44代大統領だったことに因んでおり、曲中には彼が、初代米国大統領のジョージ・ワシントンの辞任挨拶を引用した演説が盛り込まれている。「One Last Time (44 Remix)」は総合チャートのHot 100に食い込むほどのヒットにはなっていないが、元大統領の名がチャートに並ぶのは異例の事態だ。

この楽曲はR&B/Hip-Hopのデジタルセールスチャートにもランクインし、昨年亡くなったXXXテンタシオンの2曲の間に割り込む形で、15位となっている。

「One Last Time (44 Remix)」はミュージカル「ハミルトン」で脚本・作曲・作詞・主演を務めたリン=マニュエル・ミランダが立ち上げた、ハミルトンの派生シリーズの楽曲としてリリースされた。

オバマが今後、音楽活動に力を入れることは考えにくいが、彼はこれまでに2回グラミー賞に輝いている。彼は2006年と2008年に自身の著書のオーディオブック版で、最優秀スポークン・ワード・アルバム賞を受賞していた。

編集=上田裕資

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