これらの数字は、フォーブスが世界の著名人を年収額で順位付けしたランキング「セレブリティ100」の結果のごく一部だ。20回目となる今年は、元プロボクサーのフロイド・メイウェザーが年収2億8500万ドル(約320億円)で首位に立った。収入はほぼ全て、昨年8月に行ったコナー・マクレガーとの対戦からのものだった。
2位は俳優のジョージ・クルーニーで、年収は2億3900万ドル(約269億円)。その大半は、自身が設立したテキーラブランド「カーサミーゴス(Casamigos)」を英酒造大手ディアジオに売却した際のものだった。クルーニーの手取り収入は今年、自己最高かつ、俳優の年収としても史上最高となった。
フォーブス最新号の表紙を飾ったタレントのカイリー・ジェンナーは、年収1億6650万ドル(約187億円)で3位に。自身が立ち上げたコスメブランドの成功により、弱冠20歳にしてビリオネア(保有資産額10億ドル以上の富豪)の仲間入りをしつつある。
4位はタレントの「ジュディ判事」ことジュディ・シェインドリンの1億4700万ドル(約165億円)。うち1億ドルは、自身の看板番組の放映権売却による収入だ。5位は俳優の「ザ・ロック」ことドウェイン・ジョンソンで、新作『スカイスクレイパー』などの大作映画への出演により1億2400万ドル(約139億円)の収入を得た。
ランキングは、2017年6月1日~2018年6月1日の収入に基づいている。収入額は税金や、マネジャー、弁護士、エージェントに対する報酬が引かれる前のものを使用。算出に当たっては、ニールセン、ポールスター、IMDB、サウンドスキャン、NPDブックスキャン、コムスコアがまとめた数字に加え、業界関係者や本人へのインタビューの内容を加味した。