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経済を動かす「女子」の秘密

Freedomz / Shutterstock.com

モテるために生きてる──。この言葉をキャッチフレーズに、今や女子のカリスマとなっている、ゆうこすこと菅本裕子さん。元HKT48のメンバーとして活躍していた彼女ですが、今やその職業は「モテクリエイター」です。

アイドルオーディション「ミスiD2016」で準グランプリを獲得してからは、認知がさらに拡大。インスタグラムのフォロワー数は25万人、ツイッターのフォロワー数は19万人、さらにYoutubeの「ゆうこすモテちゃんねる」を通じて、モテテクを動画でわかりやすく教授するなど大活躍しています。

ぶりっ子なのに女性にも愛される、「ネオぶりっ子」ブームの生みの親とも言われているゆうこすさん。彼女に向けられる女子の熱狂を見ていると、これからの時代のシンデレラストーリーの新しい法則が見えてきます。

それは、世に定着した「価値観」を大きくシフトさせること。ネオぶりっ子ブームは、まさしく「ぶりっ子」に対する世の中の価値観を変えたからこそ起きたもの。そのシフトを分解すると、2つの理由が見えてきます。

ぶりっ子は“男性向け”じゃない

まずは、「両性モテ」の実現です。これまでは、ファッション誌の企画でも「男子にモテるメイク!」「女子モテするファッション」と男女別にラべリングされて特集されていたように、男性にモテることと女性にモテることは微妙に、でも決定的に異なる、というのが常識でした。

しかし、ぶりっ子はそもそも、大辞泉では「いい子ぶる、かわいい子ぶるなど、それらしい振りをする女の子。また、わかっているのに上品ぶって知らない振りをする女性」と定義されていて、“男性の前”に限定されるものではありません。それでも両性ウケのぶりっ子が新しい印象を与えるのは、「男性の前でいい子ぶる女性」というイメージが浸透している証といえるでしょう。

かつては「ぶりっ子は女性の敵」なんて言葉もありましたが、それはもう古い。男女の区別なく、自分を可愛く見せたい、愛されたいという欲求に素直な姿は、老若男女問わない応援を得られるようになりました。

モテの手の内を隠さない

もう一つは、公開努力。冒頭の通り「モテるために生きてる」と公言するゆうこすさんは、これまでの人生でも今も、モテるための努力量が尋常ではありません。そして、その努力の内容を、全てつまびらかにしているのが支持される理由です。モテるコーディネート、モテるメイク方法、さらにはモテる考え方まで、惜しみなく「モテ」の手の内を明かしています。

舞台裏の公開は、もはや成功するコンテンツに欠かせないひとつの常道ですが、「モテること」にも舞台裏があったというのは大きな盲点。「カワイイはつくれる」もとい「モテはつくれる」。何十万人もの女子がこのコンテンツに集まるのも納得です。

ただ、前述の要素が揃っても、やはり価値観を覆すのは時間も労力も要する大仕事。実現させるには、「この価値観を覆したい!」と心から思える、好きなことであることが必須条件。実際、ゆうこすさんも「輝く秘訣は、好きなものを追求すること」と言っています。

それに、SNSが定着し、自ら追求することを発信できるという環境も「輝くこと」の支えに。そんな土壌が整った今、そして今後、「自分にできること」を伸ばしていく強い女子が、一層増えていくのではと期待します。

足が速いとか絵が上手いとか、わかりやすい能力が評価されがちだった風潮は刻一刻と変化しています。「え、そんなことが?」と思うような意外な特技が、その人の能力として一生を懸けるに値するものに成長していくことが多々あります。

1億総天才社会──これからの世の中は、ますます楽しく面白くなっていきそうだと私は感じます。次々に発揮される、新しい女子力の可能性。ワクワクしませんか?

文=山田茜

 

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