ある朝、ひどい頭痛とともに目覚めて、自分は今まで間違った仕事に長く居座り過ぎていたのだ、と気づく人に対し、私は同情する。
私自身も、ひどい状況にあまりに長く居過ぎたことがある。心の中では何かがおかしいと分かっていながらも、なんとかできると考えていたり、問題を解決できるほど自分は強くないと感じて気にしないふりをしたりしていた。
あなたはある日、何かのきっかけで、変化の必要性に気づく。その気づきは静かに訪れたりも、雷のように突然やってきたりもする。
時には、仕事で何か悪いことが起きているわけでなくとも、仕事にやりがいを感じられない場合もある。
あなたは賢くて、能力がある。もし退屈しているなら、それはあなたが不幸せだということ。職場で、心が「ここから出して!」と叫んでいるのに、全てうまくいっているふりをして、嫌な気持ちをやり過ごすのは痛々しいことだ。
以下は、今の仕事に長く就き過ぎていることを示す10の兆候だ。
1. 今後1年の間で取り組む予定のプロジェクトは、既に何度も経験済みのものばかりだ。
2. 自分の将来について上司と話そうとしても拒絶され、「大丈夫! 君は素晴らしい仕事をしているよ」と言われる。だが、大切なのはそこではない。あなたは成長する必要があり、今の上司がそれを支援できないのなら、他にできる人がいるはずだ。
3. 職場の人々が、あなたの全てを知っていると思い、あなたを枠に閉じ込めようとする。あなたは長い間そこで勤めてきたので、周りの人々はあなたの能力を完全に理解していると思っている。実際には、周りの人々はあなたの能力について何も知らない。あなたは、ただチャンスを必要としているのだ。
4. あなたは会社の全手順、全ソフトウエアを把握し、全ての主要な会議の目的(そして時間や場所も)が分かっている。物知りなあなたは、周囲から常に助言を求められる。しかし、それだけのことを知っているなら、あなたは今よりもっと影響力を持っていてしかるべきだ。