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スポーツビジネスについて執筆

ネイマール (Photo by Robert Marquardt/Getty Images for Paramount Pictures)

フランスのサッカー1部リーグ、パリ・サンジェルマン(PSG)はブラジル代表ネイマール(25)と2022年6月末までの5年契約を結んだ。年俸は3500万ドル(約38億5000万円)だ。

ネイマールはPSGへの移籍にあたり、2日に所属していたスペインのFCバルセロナに対し、契約解除金2億6300万ドルを一括で支払った。

ネイマールの移籍金は、昨夏にイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドに加入したフランス代表ポール・ポグバの移籍に際して支払われた1億2000万ドルのおよそ2倍。また、2013年にバルセロナがブラジルのサントスからネイマールを獲得した際の移籍金の 3.5倍に当たる。

PSGがこれほどの金額を出したことについて、バルセロナは欧州サッカー連盟(UEFA)の財務規則「ファイナンシャルフェアプレー(FFP)」に違反せずに実現したのか疑問視しているが、そう見るのも無理はない。

フランス1部リーグで昨シーズン準優勝したPSGは、営業利益9200万ドル、チーム価値は8億4100万ドル(バルセロナのチーム価値は36億4000万ドル)。フォーブスが7月下旬に報じたとおり、ネイマール移籍の実現の背景にあるのは、PSGのオーナーであるカタールの政府系企業カタール・スポーツ・インベストメンツ(QSI)が持つオイルマネーだ。

スペインのスポーツ紙ムンド・デポルティーボ(Mundo Deportivo)によると、ネイマールは2022年にカタールで開催されるFIFAワールドカップ大会のアンバサダーに就任することで、先ごろQSIと契約。3億5000万ドルを受け取ったとされる。

PSGを買収して以降、QSIはチームに 3億4000万ドルを注ぎ込み、スウェーデン代表のズラタン・イブラヒモビッチなど有力選手を獲得。チームはQSIの後ろ盾を得てから、4度の優勝を飾っている。また、PSGが所属選手に支払っている年俸の総額は550万ドルに達し、同じリーグで最も平均年俸が低いナンシーの21.5倍を支出している。

スポンサー契約も見直しに?

いずれにしても、ネイマールの手取り年収は4倍ほどに増えることになりそうだ。昨シーズンのバルセロナでの年俸は1500万ドル。ナイキやジレット、パナソニックをはじめとする各社とのスポンサー契約による収入が2200万ドルで、フォーブスの「世界で最も稼ぐサッカー選手」ランキングでは3位だった。

今回の移籍により、ネイマールの年収はバルセロナのリオネル・メッシ(昨シーズンの年収8000万ドル)を超えることになるだろう。さらに、1位のクリスティアーノ・ロナウド(同9300万ドル)を上回る可能性もある。ナイキなどとの今後の契約でどの程度の金額が提示されるか次第で、新たな順位が決まることになる。PSGとも契約しているナイキはすでに、ネイマールとの契約内容に関してPSGと協議を始めたとうわさされている。

フォーブスが関係筋から得ていた情報によれば、ネイマールはナイキとの7桁台の契約額は自らの市場価値を反映していなとして、再交渉を望んでいたという。フェイスブックやツイッター、インスタグラムのフォロワー数がおよそ1億6500万人に上るネイマールは、 これらへの頻繁な投稿によってブランドの宣伝に貢献していると考えているもよう。

ソーシャルメディアやデジタルメディアでのスポンサー活動に関する調査を行う米フーキット(Hookit)によると、2016年にネイマールがソーシャルメディア・アカウントへの投稿によってスポンサー各社にもたらしたメディア(媒体)価値は、およそ1億2450万ドル。9億3600万ドルのロナウドに次ぐ2位だった。

編集=木内涼子

 

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