米国発祥のKFCは今や、中国で最大のレストランチェーンになり、2017年時点で5000店以上の店舗数を誇る。中国最大のスマホメーカーであるファーウェイがそのお祝いモデルを発売するのは不思議な話ではない。
今回のKFCモデルは中価格帯の端末をベースとした「Enjoy 7 Plus」というモデル。ディスプレイは5インチ。CPUはSnapdragon 425、RAMは3GB。ストレージは32GBだがMicro SDで最大128GBまで増設可能。指紋センサーも搭載されている。
背面にはカーネル・サンダースのロゴが刻印されたこの端末は、5000台限定で製造される。価格は1099元(約18,000円)。専用の音楽アプリがプリインストールされており、好みの楽曲のプレイリストをKFCの店舗内でシェアすることが可能。また、KFCの中国店舗で利用できるポイントもついてくる。
この端末が欲しい人は中国まで買いに出かけるしかなさそうだ。海外でも転売屋経由で入手できるかもしれないが、対応周波数帯の関係で中国以外での利用は難しい。また、OSにはAndroid 7.0が採用されているが中国向けに作られた端末ゆえ、ほとんどのグーグル関連のサービスは利用できない。