国連の世界人口推計によると、世界の人口は2030年までに80億人を超え、2050年には98億人に達する見通しだ。現在のところは世界の約9億6200万人が60歳以上と推計されており、その割合は人口の13%。だが、今後は急速に増加し、2030年には約14億人、2100年には31億人に達すると見込まれている。
2017~50年の間に予想される世界人口の増加のうち、半数以上はインド、ナイジェリア、コンゴ民主共和国、パキスタン、エチオピア、タンザニア、米国、ウガンダ、インドネシア、エジプトの10か国の人口増によるものとなる見通し。
インドはわずか7年の間に中国の人口を超え、世界で最も人口の多い国になると予想されている。
人口の増加率が最も高くなると予想されるのはナイジェリア。2050年までには米国を上回り、世界で3番目に人が多い国になると見られる。2050年までに最も人口が多い国になると見込まれるのは、以下の10か国だ。
2050年の「世界で最も人口が多い国」トップ10(かっこ内は2017年の推計)
1位: インド/ 16億6000万人(13億4000万人)
2位: 中国/ 13億6000万人(14億1000万人)
3位: ナイジェリア/ 4億1064万人(1億9089万人)
4位: 米国/ 3億8959万人(3億2446万人)
5位: インドネシア/ 3億2155万人(2億6399万人)
6位: パキスタン/ 3億694万人(1億9702万人)
7位: ブラジル/ 2億3269万人(2億929万人)
8位: バングラデシュ/ 2億193万人(1億6467万人)
9位: コンゴ民主共和国/ 1億9740万人(8134万人)
10位: エチオピア/ 1億9100万人(1億496万人)
出典:国連経済社会局人口部