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I write about startups and innovation in China.

photo by Chesnot / gettyimages

マイクロソフト創立者のビル・ゲイツは中国のメッセージアプリ「WeChat」の利用を開始した。

ゲイツは「gatesnotes」と名づけた公式アカウントを開設し、30秒の動画を掲載。短い中国語のテキストを添えて現地のユーザーらに挨拶し、今後「WeChatの個人ブログで今読んでいる本や自分の考えを述べていく」と英語で説明した。動画はこれまでに10万回以上再生されており、2万3,300件のいいねを集めている(2月15日時点)。

WeChatにはこれまでセリーナ・ゴメスやバックストリート・ボーイズ、俳優のジョン・キューザック等の西洋のセレブたちも参加している。

ゲイツは中国のウェイボーにも2010年にアカウントを開設し、300万人以上のフォローワーを獲得している。ウェイボーにはアップルのティム・クックや科学者のスティーヴン・ホーキングも参加している。

2016年にWeChatが公開した資料によると、WeChatのデイリーユーザーは7億6,800万人。ユーザーの半数は一日に少なくとも90分、このアプリを利用する。

中国最大のテック企業の一つであるテンセントは2011年にメッセージアプリとしてWeChatを立ち上げ、その後決済機能を追加。決済分野でアリババ傘下のアリペイの競合となっている。WeChatは電気代の支払いやタクシーの配車、映画チケットの購入、レストランのレビューの投稿といった様々な機能に対応している。

テンセントは今年1月、WeChat上で動作する独自形式のアプリのプラットフォームを開設した。これらのアプリはminiプログラムと呼ばれる独自OSを採用し、iOSやアンドロイドアプリとは違い、インストール無しで使用できることを特徴としている。既に配車アプリの「滴滴出行」(ディディチューシン)等の有名アプリが、既存のiOSやアンドロイドアプリと並行する形で、mini版のアプリをリリースしている。

しかし、これまでのところminiアプリに対するユーザーの評価は芳しくはない。直近の調査ではWeChatユーザーの65%がminiアプリの使用をやめ、元のアプリに戻ったとの数字も出ている。

ただし、テンセントが試練にめげずminiアプリの改善に取り組んだならば、アップルをしのぎ、中国で最大のアプリプラットフォームに成長する可能性もある。iPhone誕生10周年である今年、テンセントがこの動きを見せた裏には、アップルに対抗する意図があるとも考えられる。miniアプリが成功を収めた場合、WeChatのエコシステムはさらに強固さを増すだろう。

編集=上田裕資

 

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