フォーブスが主催する「アンダー30サミット」は今年で3年目に突入。会場をボストンに移し、規模も拡大。起業家としても注目される女優のジェシカ・アルバや俳優のアシュトン・カッチャー、競泳のマイケル・フェルプスやテニス選手マリア・シャラポワらスポーツ界のスターなど、総勢200名ものスピーカーが登壇する。
メイン会場は、ボストン中心部に位置する歴史的な建造物ファニエル・ホール。そのほかハーバードビジネススクールや近隣大学のキャンパスも使われ、「ALL-ACCESS」「CREATE」「TECH」「IMPACT」「CAPITAL」という全5つのステージで、パネルディスカッションやTED形式のプレゼンテーション、キーノートやデモンストレーションなど様々なイベントが行われる。
2つの起業家コンペを開催
今年のサミットでは、「フォーブス アンダー30サミット:$1 Million Change the World Competitions」という名の、賞金総額100万ドル(約1億400万円)をかけた2つの起業家コンペが行われる。
一つは営利団体向けで、マドンナやU2のマネージャーとして知られるガイ・オセアリーとカッチャーが共同創業者の「サウンド・ベンチャーズ」とボストンを拠点とする「ラフ・ドラフト・ベンチャーズ」、フォーブスの3社が出資し、合計50万ドルの出資金を巡って争われる。
カッチャーとオセアリーは2018年までの3年間にわたり、30歳以下の”世界を変える”ポテンシャルのあるビジネスアイディアを表彰するこのコンペのホストを務める。
もう一つは非営利団体向けで、シュスターマン・ファウンデーションとフォーブスが連携し、社会起業家を対象に合計50万ドルの出資金をかけて開催される。
1000以上の応募者の中からセミファイナルに進んだのは、50弱。そして、2つのコンペで4人ずつ選出されたファイナリストが17日の11:00にステージに登場する。同日1:00には栄えある優勝者が発表される。
ビジネスリーダーなど約5,000人が参加するこの「アンダー30サミット」はプレゼンテーションやセミナーばかりではない。ボストン市役所内に設置される「UNDER 30 Village Hubs」では、ネットワーキングやリクルーティングなど様々な交流が可能。また、マサチューセッツ工科大学やバークリー音楽大学との連携による“学生を巻き込んだ”多くのプログラムも用意されている。