キャリア・教育

2016.07.10 16:00

「自分に厳しすぎる自分を捨てる」、批判の声が聞こえたらすべきこと

Image Source / gettyimages

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自分で自分を責めてしまうことは、誰にでもよくある。だが、自分を批判する声が頭の中で聞こえてきたら、その声に対して、こう問いかけてみよう──「本当に私を批判しているのは誰なのか?私はなぜその批判を聞いてしまうのか?」

その声はきっと、あなた自身のものではない。ずっと昔に記憶に刷り込まれた誰かの声が、勝手に再生されているだけなのだ。両親や祖父母が、あなたに批判的だったのかもしれない。間違ったことをするたびに、細かく指摘する教師がいたのかもしれない。

批判的な声が聞こえてきたとき、それを黙らせるための方法には、次のようなものがある。

言い返す

何やかやと自分を批判する声が聞こえてきたら、反論すればよい。実際に声に出しても、心の中でだけでも、次のようなことを言い返してみるのだ。

・ 私は気にしない。大丈夫だから、いくらでも批判しなさい──今は一時的に弱気になっているだけ。そのうち元の私に戻る

・ もう十分に色々と抱え込んでいるのだから、批判に耳を傾けて、これ以上抱え込むことはできない──毎日が新しい一日。明日はきっと良い日になる

・ 私には賢さも能力もある──批判するだけの人(声)は、何か有効なことを成し遂げたことはあるのか?

・ もっと厳しい批判をされたことがある──この程度では、たじろがない

冷静に考える

バランスが取れていて冷静なときには間違いなく、自分は要求の多い上司の下でストレスの多い仕事をしているのだから、パワーが低下していても仕方がないと納得できる。自分で自分を責める理由などないのだ。

支えになってくれる友人たちと時間を過ごし、自分らしさを感じられるような何かをしてみよう。

自分の声ではないと再認識

聞こえてくる批判的な声の主は、あなた自身ではない。私たちは誰でも、マイナス思考のパターンに陥りがちだが、意識的に練習をすることで、思考パターンは変えることができる。

批判する声が聞こえ始めたら、散歩に出かけたり、自転車で走ってみたり、体を動かしてみることだ。 

チャンネルを変える

疲れているときに、自分がよりマイナス思考になったり、絶望的な気持ちになったりすると気付いている人は多い。

休息と睡眠を取れば、将来についてより明るい見通しを持つことができ、自分を批判する声も聞こえなくなるかもしれない。

批判を聞かない習慣を作る

疑念や自己批判に打ちのめされそうになったときには、頭のなかで繰り返し次のようなことを考える(自分に問いかけてみる)習慣を付けよう。

1 感謝できる5つのことは?──健康であること、家族がいること、など

2 嬉しかった5つのことは?──良い週末が過ごせた、親友が訪ねてきた、など

3 誇りに思える5つのことは?──ひどい上司に耐えている、ベッドルームの壁を自分で塗り替えている、など

4 楽しみにしている5つのことは?──めいの卒業式、など

5 目指している5つのことは?──転職先を探し始めるための力を蓄えること、など

これらを繰り返すことで自分自身を“パワー”で満たしておけば、“筋力”も増し、きっともっと大きくて強い自分になれるだろう。

編集 = 木内涼子

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