CONTRIBUTOR

石井 順也

住友商事グローバルリサーチ国際部シニアアナリスト、弁護士

東京大学法学部卒、スタンフォード大学院修了(国際政治経済学修士)。外務省、在米国日本大使館、英国系法律事務所などを経て2015年から現職。専門分野は東南アジア、南アジア、米国のアジア外交。 https://www.scgr.co.jp/analyst/junya_ishii/

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    6月5日と6日、国際交流会議「アジアの未来」が東京で開催された。「アジアの未来」は、例年、首脳をはじめアジアの名だたる要人が招待される日本有数の大型国際会議だが、今年の目玉は、フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領の出席だった。ところが、会議当日、ドゥテルテ大統領の姿はなかった。フィリピン政府は、会 ...

  • イスラム「侮辱」の失言でまさかの落選、アジアで問われる宗教的寛容

    日本ではほとんど報じられていないが、見過ごせない選挙があった。4月19日、インドネシアの首都ジャカルタで行われた州知事選挙の決選投票だ。結果は、現職のジャカルタ州知事のバスキ・チャハヤ・プルナマ(通称アホック)氏が敗れるという予想外のものとなった。さらに、選挙を終えた後、5月9日、インドネシアの地方 ...

  • 活況のカンボジア、トランプ大統領を望んだフン・セン首相の思惑

    昨年の米国大統領選におけるドナルド・トランプ氏の勝利は世界中を驚かせた。しかし、世界の指導者の中には、大統領選の前にトランプ氏への支持を表明した人々がいる。ロシアのプーチン大統領、北朝鮮の金正恩委員長、ジンバブエのムガベ大統領、そしてカンボジアのフン・セン首相である。米国大統領選が行われた昨年11月 ...

  • アウンサン・スーチーを揺さぶるロヒンギャ問題、新政権2年目に迫る試練とは

    ミャンマーの実質的なリーダーであるアウンサン・スーチー氏は、長年にわたりミャンマーに人権と民主主義を確立させるべく努力してきた闘士であり、ミャンマー国民から絶大な支持を得るカリスマである。その理想主義は世界的に知られており、1991年にはノーベル平和賞を受賞した。そのスーチー氏が、いま、国際社会から ...

  • インド現地レポート 「高額紙幣の廃止」のナゼがわかる、モディ首相の戦略

    11月8日夜、インド全土に衝撃が走った。モディ首相は、テレビ演説で11月9日午前零時から現行の500ルピー(約800円に相当)紙幣と1,000ルピー紙幣が無効となる旨発表。この二つの高額紙幣は、インドで発行されているすべての紙幣の合計価値の86%を占める。わずか4時間後に市場に出回る現金の大部分が無 ...