旅行者の意欲を掻き立てる魅力、その傾向
Go2Africaの調査報告では、世界中の旅行者の意欲を掻き立てる魅力の傾向がいくつか明らかになった。「自然の驚異」が圧倒的人気
荘厳な景色から一世一代の冒険まで、自然に基づく体験が「死ぬまでに行きたい場所」の上位を占めている。例えばマチュ・ピチュ(世界全体で7位)は、本国であるペルーを含む15カ国で、死ぬまでに行ってみたい場所の1位だった。新・世界七不思議にも選ばれたこの古代インカ帝国の都市では、息を呑むようなハイキングを体験でき、その中にはインカ帝国時代の人々が歩いていた道を歩くインカ・トレイル・トレッキングも含まれる。その他の自然の驚異には、多くの地域で上位に挙げられ、世界全体で10位に入ったグランドキャニオンなどがある。都市にも注目が集まる
都市での冒険も「死ぬまでに行きたい場所」の上位に見られた。ニューヨークは、アルゼンチンやフィンランド、台湾など27カ国で最も人気が高い「訪れてみたい場所」だった。自由の女神像(世界全体で12位)のような象徴的なランドマークやカルチャーシーン、世界的な影響力が、この都市の人気を不動のものにしている。住んでいる地域によって、行きたい場所、理由も違っている
Go2Africaの調査報告では、地域による嗜好の違いも際立っており、地理や文化が「死ぬまでに行きたい場所」にどのような影響を与えるかということに関する洞察を得ることができる。Go2Africaは、各国で一番人気の高かった「死ぬまでに行ってみたい旅行先」を地図で示した。スイスでは多くの人々がラスベガスへ行くことを夢見ているようだ。ベトナムではエッフェル塔、ホンジュラスではグランドキャニオンが最も人気が高い。アルゼンチン人はニューヨークへ行ってみたいと思い、アルジェリア人は中国へ行って万里の長城を見てみたいと思っている。日本には米国へ一度は行ってみたいと思っている人が多い。
Go2Africaはまた、特に米国と英国における「死ぬまでに行きたい場所」の嗜好について深く掘り下げた。
米国:米国人は自然の驚異と遠方へ足を伸ばすことの組み合わせを求めるようで、オーロラを見に行くことが1位だった。次いでグランドキャニオンが2位、ボラ・ボラ島が3位という順位だった。Go2Africaのサイトでは15位まで発表されている。
英国:英国人もオーロラに憧れているようだ。1位は米国と同じくオーロラ体験だが、2位はエッフェル塔、3位には南アフリカが続く。
世界で最も人気の高い「死ぬまでに行きたい場所」トップ15は以下のとおり。さらに詳しい情報を知りたい方は、Go2Africaのサイトで調査報告の全文をご覧いただきたい。
「死ぬまでに行きたい場所」トップ15
1位:バリ島(インドネシア)2位:サファリ体験(アフリカ各地)
3位:サントリーニ島(ギリシャ)
4位:ウォルト・ディズニー・ワールド(米国フロリダ州)
5位:ボラ・ボラ島(フランス領ポリネシア)
6位:オーロラを見に行く(各地)
7位:マチュ・ピチュ(ペルー)
8位:タージ・マハル(インド)
9位:エッフェル塔(フランス・パリ)
10位:グランドキャニオン(米国)
11位:パタゴニアでハイキング(チリ)
12位:自由の女神(ニューヨーク)
13位:エベレスト山(ネパール)
14位:ストーンヘンジ(英国)
15位:南極
(forbes.com 原文)