そんなストレスによる職場のメンタルヘルス不調について、一般社団法人徳志会が調査し結果を公開している。
それによると、まず職場で働くうえで強いストレスや悩みを感じたことがあるかの問いに、「とても感じる」が31%、「やや感じる」が51%と、合わせると8割強の人がストレスを感じていることがわかる。
一方、メンタルヘルス不調が原因で休職・退職した人を見たことがあるかの問いに、「見もたことがない」が87%とほとんどの人はいないと回答したが、約1割の人はいると回答。会社によっては、休職や退職に追い込まれている人がいることもわかった。
ストレスや悩みがある場合に相談相手がいるかとの問いに、「いる」が72%と大半を締めた。具体的には「家族・知人」が48%、「同僚・上司」が33%、「産業医」が8%となっている。身近な人が半数ともっとも多いが、同僚や上司といった仕事に関わる人が相談に乗ってくれる人も意外と多い印象だ。職場で相談できるのであれば改善策を見いだす可能性は高くなるので良い職場と言えるかもしれない。
これを裏付けるように、職場がメンタルヘルス対策をしてくれていると感じているかの問いに、「とても感じる」が10%、「やや感じる」が36%と半数弱が感じていた。ただ、感じていない人も多く、このあたりは企業側もしっかり対応策を考えるべきだろう。
職場において強いストレスを感じているのであれば、我慢せずに相談できる人に話すことが重要だ。場合によっては、心療内科や精神科などで相談するとしいうことも一つの手だ。悩みを抱え込まず、メンタル不調を解消してやりがいのある職場にしてほしい。
出典:一般社団法人徳志会「職場におけるメンタルヘルス不調に関するアンケート」より