デザイン変更なし、2つの新色
第7世代のiPad miniは、色を除けば前モデルとまったく同じ外観である。カラーはブルー、パープル、スターライト、スペースグレイの4色であり、パープルとブルーはこれまでの色とは異なっているが、スペースグレイとスターライトは前回のものと同じだ。iPad miniは、今年初めに発売された新しいApple Pencil Proに対応している。これにより、エントリーモデルを除くすべてのiPadがこの最新のPencilを使用可能となる。また、このタブレットはUSB-C対応のApple Pencilとも互換性がある。
Apple Intelligenceへの対応が大きな売り
前モデルのiPad miniはA15 Bionicチップを搭載していた。それは高速ではあるものの、Apple Intelligenceには対応していなかったため、アップルは今回チップをA17 Proにアップグレードした。このA17 Proは昨年のiPhone 15 Proで初めて搭載されたものだ。アップルはこれを多くの面で大きなアップグレードとしており、特にApple Intelligenceへの対応が大きな売りである。現行のラインナップでApple Intelligenceに対応していないのはエントリーモデルのiPadだけとなる。Apple Intelligence対応のためにチップのアップグレードがあるかとも思っていたが、5月にエントリーモデルのiPadが大幅な値下げをしたので、それで納得するしかないだろう。
初めて512GBのストレージを選択可能に
新しいiPad miniの最も手頃な構成では128GBのストレージを備えており、これは前モデルの2倍となる。また、前世代と同様に256GBモデルもあり、さらに今回は初めて512GBのストレージを持つiPad miniも登場した。ディスプレイやその他の仕様は前回と同様
実際のところ、違いはほとんどない。ディスプレイは8.3インチのままで、仕様は前回のiPad miniとまったく同じである。レビューが登場した際に明らかになるのは、一部のユーザーが以前に発見した「ゼリースクロール」(画面をスクロールしたときに表示が波打つように見える現象)の問題が解消されているかどうかであり、これはソフトウェアの変更によって達成された可能性がある。ちなみに、このディスプレイは他のiPadの264ppiに対して326ppiと、全iPad中最も高いピクセル密度を誇る。そしてもちろん、依然として圧倒的に最も携帯性に優れたiPadである。
予約注文はすでに開始されており、日本での発売日は10月23日、価格は税込7万8800円からとなっている。
(forbes.com 原文)