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2024.09.20 12:30

世界のベストホテル50、首位はタイ・カペラバンコク 日本からは3軒ランクイン

カペラバンコク(Capella Bangkok)

2024年の「世界のベストホテル50」ランキングが発表され、タイの首都バンコクを流れる雄大なチャオプラヤ川を一望できるホテル「カペラバンコク」が1位に選ばれた。昨年の11位から大躍進し、アジアのベストホテルの栄誉も獲得した。2020年に開業した現代的な同ホテルは、緑豊かな庭園に囲まれ、大邸宅の風情とブティックホテルの親しみやすさを併せ持つ。印象的な階層構造により全室(101室)が水辺に面しており、川沿いのヴィラとスイートルームには専用プールも付いている。

1位に選ばれたタイのカペラバンコク(Capella Bangkok)

1位に選ばれたタイのカペラバンコク(Capella Bangkok)

2位は、昨年首位の「パッサラクア」。イタリア・コモ湖畔にあるこのホテルは、素晴らしいテラスガーデンを備えた18世紀のヴィラを修復したもので、今年のカルロ・アルベルト・ベスト・ブティックホテル賞も獲得した。この賞は、ブティックホテルの基準をすべて満たした最上級のホテルに贈られる。ベストホテル50ではブティックホテルを、客室数50室以下で大規模なチェーンやグループに属さず、パーソナライズされたサービスとその土地ならではの特徴があるホテルと定義している。

3位は香港のビクトリア・ドックサイドのアート・デザイン地区にそびえ立つ高層ビル内に入っている「ローズウッド香港」だった。

第2回となる今年の「世界のベストホテル50」には、アジアから19軒がランクインした。バンコクからはカペラバンコクに加え、「マンダリン・オリエンタル・バンコク」(12位)、「フォーシーズンズホテル・バンコク・アット・チャオプラヤー・リバー」(14位)、「ザ・サイアム(26位)」の計4軒が入り、世界的に人気の旅行先としての名声を確固たるものとした。

欧州勢ではフランス、英国、イタリアから4軒ずつランクイン。仏パリの「シュヴァル・ブラン・パリ」(4位)と「オテル・ドゥ・クリヨン」(15位)、英国の「クラリッジズ」(11位)と「ラッフルズ・ロンドン・アット・ザ・オウ」(13位)、イタリアの「フォーシーズンズホテル・フィレンツェ」(19位)などが上位に入った。

北米からは9軒が選ばれた。米国ではニューヨークの「ザ・カーライル」が米国勢最高の30位、「アマンニューヨーク」が37位となったほか、フロリダの「フォーシーズンホテル・アット・ザ・サーフ・クラブ」(34位)とロサンゼルスの「ホテル・ベルエア」(35位)は今年初めてランクインした。また、メキシコから「チャブレ・ユカタン」(16位)、「マロマ」(18位)、「ワン&オンリー・マンダリーナ」(29位)、「ホテル・エセンシア」(48位)の4軒が選ばれた。カリブ海に浮かぶ仏領セントバース島の「エデンロック」は、昨年から順位を5つ上げて36位だった。

このほか、大陸別ではブラジルの「ローズウッド・サンパウロ」(24位)が南米トップで、アフリカ勢トップは南アフリカの「マウント・ネルソン」(28位)だった。
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翻訳=溝口慈子

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