ハリー・ポッター発のスポーツ「クアッドボール」日本代表がW杯に出場 愛称は?

クアッドボール

ハリー・ポッターシリーズに登場するクィディッチを元に発展したスポーツ「クアッドボール」の日本代表が、7月15・16日に米リッチモンドで開催される国際クアッドボール協会(IQA)主催の「IQA WORLD CUP」に初出場する。

クアッドボールは、1チーム7人のジェンダーミックススポーツで、箒に見立てたアクリルパイプにまたがり、リング状のゴールにボール(クアッフル)を投げ入れる事で10点を得点、また、プレイを妨害するボール(ブラッジャー)や得点が30点入るボール(スニッチ)などが同時進行的にピッチに登場する中、最終的に多くの点を得たチームが勝利となる競技だ。
クアッドボールのルール

ピッチにたつ7人の選手のうち、同性は4人までとルールに定められるなど、性別・体格問わず楽しめる工夫が施されており、「箒にまたがって走りながらボールを扱う」という新しい能力が問われるので、今までの運動経験に関係なく、誰もが活躍できる可能性があるという。

そして、それぞれのプレイヤーの価値を認め合い、褒め合う文化が根底に流れており、試合後は互いのチームが抱き合って健闘を讃える。

ハリー・ポッターのスポーツの再現という側面だけでない、魅力に溢れたスポーツで、世界40カ国超で競技されている。

日本では競技人口200名程度の8チームが活動している。

ワールドカップには初出場であるものの、クラブチーム単位で行われる国際大会ではアジア環太平洋選手権や香港トーナメントでの優勝など輝かしい成績を残しており、ワールドカップではベスト4入りを目指している。

代表チームの愛称は「箒星JAPAN」。

ガスや固体の粒が混ざり合いながら箒星が光を放つように、様々なバックグラウンド、ジェンダーがひとつになって輝く。国際舞台に突如現れ、人々を魅了し、華やかな成績を残す。そうしたイメージを、競技を連想させる美しい日本語で表現したという。

ワールドカップ出場に向け、クラウドファンディングにも挑戦中(7月31日23:59:59まで)で、集まった金額は手数料を除いて、日本代表活動にかかる費用に充てるとしている。

ハリー・ポッター人気は衰え知らず。クアッドボール「箒星JAPAN」にも注目、健闘を祈りたい。
クアッドボール日本代表「箒星JAPAN」のユニフォーム

クアッドボール日本代表「箒星JAPAN」のユニフォーム


プレスリリース

写真=一般社団法人日本クアッドボール協会 文=宇藤智子

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