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2023.01.30

「違いを強さに」──CARTA HOLDINGSが目指すD&Iの未来

「The Evolution Factory」をミッションに掲げるCARTA HOLDINGS。2023年1月に「グループコミュニケーション本部」を発足、そして、社員一人ひとりが持つ力を最大限発揮でき、健康的で幸せに働ける組織文化および環境を推進するダイバーシティ&インクルージョン推進室(以下、D&I推進室)を新設した。2023年1月より執行役員 グループコミュニケーション本部長に就任し、D&I推進室 室長を務める梶原理加に、発足の経緯や、CARTAが目指すD&Iへの取り組みについて話を聞いた。


2019年、インターネット分野における事業開発を行うVOYAGE GROUPと、デジタルマーケティング関連サービスを展開するサイバー・コミュニケーションズが経営統合し設立したCARTA HOLDINGS。

CARTA HOLDINGSのバリューの一つである「違いを強さに」には、多様な人材が個の力を最大限発揮し、その違いが相乗効果を生み、進化を起こすことで継続的な事業成長を実現していくという想いが込められている。

会社の経営理念の策定にも携わっていたという梶原。彼女がD&Iに真剣に取り組むきっかけとなったのは、ある後輩女性の悩みを耳にしたことだった。

「女性のロールモデルがいない、将来のキャリア像が見えないなど、具現化しにくい悩みを抱えていました。このようにモヤモヤとした悩みをきちんと言語化し、何が課題なのかを整理していく必要がある。そのためには自分たちが主体的に動いて解決していかなければと思いました」

そこから、女性に限らずCARTA HOLDINGSで働く様々な事業部のメンバーに声をかけ、2022年2月に立ち上げたプロジェクトが「WAVE」だ。代表取締役会長兼CEOの宇佐美進典を含むプロジェクトメンバー9名が集まり、CARTA HOLDINGSのD&Iについて議論を重ねる場を設けた。

「WAVE」の提案により、福利厚生の一つとして低用量ピル服薬支援制度の導入を開始。低用量ピルは生理の周期を自分でコントロールすることができるうえ、月経痛や過多月経、月経前症候群(PMS)の改善などにも繋がることから、最近では福利厚生の一つとして導入する企業も増え始めている。

「生理中は辛くて働けない、生産性が上がらないという社員へ、その障壁を取り除くことでストレスなく働ける環境を作りたいと思い導入しました。この制度を利用するメンバーにアンケートをとったところ、約80%の人が『生産性が上がったと感じる』、残りの約20%も『徐々に上がってきたと感じる』と回答。つまり100%が『生産性の向上を感じることができた』という結果を得ることができました」

「WAVE」をきっかけに、誰もが働きやすい環境づくりを考えていく。プロジェクトメンバーの熱い思いがCARTA HOLDINGSがD&Iに向けて真摯に取り組むことへと繋がっていった。

最初に始めるのは、D&Iの方針を言語化、視覚化すること

梶原は「WAVE」に携わることで、個の違いをプラスに捉えられるようになったという。D&Iというのはテーマが広く、かつ抽象度も高い。それをCARTA HOLDINGS全体に浸透させることは個々の受け取り方によっても大きく変わってくる。そこで同社は2022年にD&Iに関するアンケートを実施。

グループ社員に「CARTAがD&Iにどの程度取り組んでいると感じるか?」という質問を投げかけたところ、60%以上が「全く取り組んでない」「わからない」と回答。さらに「CARTAのD&Iを阻んでいるものは何か」という質問に対し、「D&Iに対する考え方が未共有」「社員への教育浸透施策の不足」「制度や仕組みが不十分である」といった厳しい意見が上がった。女性社員からは「多様な背景を持つリーダーの不在」という指摘もあったという。


株式会社 CARTA HOLDINGS 執行役員グループコミュニケーション本部長 ダイバーシティ&インクルージョン推進室 室長 梶原理加

「この結果を受けて、最初に私がこのD&I推進室でやるべきことはビジョンを打ち出すことだと思いました。CARTAとしてどのようにD&Iに取り組んでいくのかをしっかりと社内に伝え、どういうことがD&Iなのかを意識として根づかせていくことが、最初に取り組まなくてはいけないことだと確信しました」

制度や組織文化を整備することで社員の個の力を引き出し、イキイキと働ける環境にする。違いを強さに変え、それぞれの個性を活かしつつ連携力を発揮し始めれば、総力は何倍にも大きくなる。

梶原は「D&Iの中でも、特にインクルージョンに力を入れていきたい」と話す。

「20社以上を有するCARTA HOLDINGSでは、社員の仕事内容や役割も異なります。エンジニアもいれば総合職もいる。さらに外国籍の社員もいる。すでにダイバーシティの要素を持ってはいるが、その中でCARTAである意味とは何なのかを考えたとき、個人が持つ資質や能力が相乗効果を発揮しなければ一つの大きな企業である意味がない。だからこそインクルージョンがとても大きな役割を果たすと思っています」

そのためにD&I推進室として方針を言語化し、各事業部の代表と共にCARTA HOLDINGSがD&Iを推進するための取り組みを進めていくという梶原。

「2023年からグループ内の様々な部署を横断したD&I推進委員会を立ち上げ、そこから段階的に取組を進めていきたい。第一弾としては、各部署での課題を議論し、解決できる方向性を見出していこうと考えています」

「WAVE」というプロジェクトから、本格的に取り組むD&I推進室へ。梶原の目指す誰もが挑戦できる文化を根付かせ、そして100%の力を出せる環境づくりは始まったばかりだ。

社員の個性・適性を輝かせる環境づくりをD&Iでさらに進めていく

そもそもCARTA HOLDINGSには、誰もが自分の力を発揮できる制度がいくつもある。

例えば事業をより進化・推進させるためのアイディアや課題解決案を検討する「CARTA CAMP」や、新規事業コンテスト「DASH」、1on1形式でフリートークをする「ヒトノワラリー」など。

また育成の仕組みとして、エンジニアの技術力を、所属部署やチームを超えて相互に評価する「技術力評価会」、役職や所属チームを超えてフィードバックし合う「バリューフィードバック」などがある。



「今年のCARTA CAMPで提案、導入された新制度の中で、社内の縦横斜めの繋がりを作る『ハンナナ』というものがあります。クリエイティブな仕事をする上で社内の新しい繋がりを作り、知識を吸収できる機会を設けることは大事なことですが、それを勉強会としてしまうと、どこかかしこまった雰囲気ができてしまい、主催者と参加者の間に壁ができてしまう。そこで半年間だけ、社内で斜めの繋がりを持ち、いろいろな考え方に触れていきましょうというのが『ハンナナ』です」

部署、職種、会社という枠を超えて交流できる機会を積極的に生み出しているCARTA HOLDINGS。すでに「違いを強さに」を体現しているが、D&I推進室の誕生で、より違いを強さにする環境作りが進んでいく。

「人と自分は違う。相手の良さ、強みを、どのように自分と掛け合わせたらうまくいくのかを考えるには、まずは違いを知る、相手を知ることがベースになってくる。だからこそ、D&Iという考え方が社内に浸透する活動をすることが大切です。会社独自の仕掛けと組み合わせてCARTA HDにいる全社員の力を最大化できるようにすることが、私の仕事だと思っています」


梶原 理加◎2003年サイバー・コミュニケーションズ入社。デジタル広告の企画・セールス、データマネジメント事業立ち上げ、インターネット広告関連調査など幅広い業務に従事。CARTA HOLDINGSマネジメントオフィス本部 グループコミュニケーション推進室 室長を経て、2023年1月執行役員 グループコミュニケーション本部長就任。ダイバーシティ&インクルージョン推進室長、コーポレートブランド室長を兼務

Promoted by CARTA HOLDINGS / text by Rikako Ishizawa/ photographs by Junji Okunishi / edit by Aya Ohtou(CRAING)

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