マッチングアプリで知り合い、ようやくデートまでこぎつけたものの、それっきり彼女の態度が冷たくなり疎遠になったという話をよく聞く。会うまではいい感じだったのに、何がいけなかったのだろうか。そこを当の女性に聞いてみたところ、嫌われる男のNG行為がぞろぞろとあげられた。
「モテない30代低スペック男性」を自称する谷口テツ氏が婚活偏差値を50にして誰かに結婚してもらうまでを綴るブログ「テイスペ！」は、いい感じの男性に急に萎えて冷たく接してしまった経験を持つ女性100人を対象にアンケート調査を行った。それによると、そうなった理由のトップは「相手の言動に失望した」だった。具体的には下ネタやデリカシーのない発言ということだが、人の容姿をいじる発言、過去の恋愛に関する執拗な追究、自慢話や武勇伝などもある。
以下、目立った理由を列挙すると……
・外見や話し方、食べ方などの些細な部分に嫌悪感を抱いた。
・会話中に価値観や常識のズレを感じた。
・相手男性からの好意が重く感じた。
・相手男性のLINEやメッセージがしつこかった。
・デート中のマナー（店員への態度など）が悪かった
・話の内容が浅く感じた／知性を感じなかった。
・清潔感がないと感じた。
・相手のテンションが高すぎてついていけなかった。
・自分のことを何でも肯定してくれて逆に冷めた。
もちろん、いい人だけど男としての魅力を感じないとか、ほかに好きな人ができたとか、女性都合の理由もあるにはあるが、男の側に問題がある事例が多い。
女性の態度が冷たくなったと感じたら、男はどうすればいいのか。それも自分で考えるより女性の意見を参考にするのがいいだろう。もっとも多い意見は「良好な関係継続はあきらめる」、次の多いのが「そっとしておく」だ。つまり、もう関わらないでくれということだ。女性が冷めた理由を聞く、とにかく謝るという対応は、まだ脈ありと見えるが、ごく少数だ。
逆に、女性の態度が冷めたときに男性が避けるべき行動は、しつこくLINE（メッセージ）を送り続ける、怒ったり不機嫌になるなど女性と同じく冷たい態度を取る、SNSにネガティブな投稿をして遠回しに不満を言うなど。女性の気持ちを酌もうとしない幼稚な態度があげられている。
これらの男の態度からは、男の目から見ても絶対にモテないヤツだとわかる。谷口テツ氏はこの調査結果を、「一度冷めた女性の心を取り戻すのは極めて困難」とし、言動への失望、生理的な嫌悪感、価値観のズレなどは「男性の本質的な部分に対する明確なNOのサイン」だとまとめている。こうなっては追いかけるのは逆効果。せめて潔く身を引くぐらいしかできないというわけだ。勉強になります。
