━━今後、日本とシリコンバレーの間でどんな連携が可能だと思いますか?
Shiyan:一番は、もっとお互いの国を訪れ、現地に身を置くことだと思います。言葉では理解できても、実際に時間を過ごしてみないと、その土地の感覚はわかりません。
創業者や投資家同士の交流プログラムや、アクセラレーターの共同運営、CVCとの連携など、やれることはたくさんあるはず。まずは、時間をかけて信頼関係を築くことが大事ですね。
━━最後に、日本の読者に向けてメッセージをお願いします。
Shiyan:日本には、職人精神や精密性、誠実さといった素晴らしい文化があります。それに加えて、もう少しリスクをとってチャレンジする姿勢が加われば、世界で輝くスタートアップがどんどん生まれると思います。
創造性とレジリエンス、そしてグローバルな野心をもった創業者を支えるエコシステムを、皆さんと一緒につくっていけたらうれしいです。
Shiyanは筆者のハーバード・ビジネス・スクール(HBS)時代の同級生で、8年前にファンドを立ち上げ、その後、シリコンバレーの「ベンチャー投資の民主化」をけん引する様子を外から見てきた。シリコンバレーのベンチャー投資の世界では、(アジアからのCVCなどを除き)アジア系のGPが創業者としてリードするファンドはまだ比較的珍しく、さらに人種を超えた投資家コミュニティ形成を推進するアジア系GPのファンドとしてはまさにパイオニアとも言える。今後もHustle Fundの活躍と発展を見守っていきたい。


