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2025.02.20 11:00

顧客体験の創り手たち「Braze Torchie Awards」受賞者の挑戦

2024年12月、日本で4回目の開催となるのデジタル時代の次世代マーケターが集うBrazeのユーザーカンファレンス「Year-End Bonfire Japan 2024」が開かれた。Brazeは米国生まれの企業で、カスタマーエンゲージメントプラットフォームを日本でも展開している。このイベントで、特に優れた活用方法や実績を残した個人や企業に送られるアワード「Braze Torchie Awards 2024」が発表された。Brazeを活用し、デジタル時代の次世代マーケティングをけん引する受賞者たちに話を聞いた。


2020年の日本上陸以降、マーケティング領域においてその存在感を強めているのが顧客エンゲージメントプラットフォーム「Braze」だ。2011年にニューヨークで誕生したこのプラットフォームは、クロスチャネルで顧客に最適化されたマーケティングを実現するとして、国内外で数多くの大企業やベンチャー企業が採用。導入後3年でROI(投資利益率)840%を達成した例や、3カ月未満で資本回収を果たしたケースなど、華々しい成果も報告されている。

まさに飛ぶ鳥を落とす勢いのBrazeでは、かねてよりマーケター同士をつなぐコミュニティ「Braze Bonfire」を育んでいる。Braze Bonfireが目指すのは、消費者の変化や行動変容に柔軟に対応したマーケティングを実現できる個人やチーム、会社の育成に貢献するコミュニティだ。そのため、企業や業界の壁を超えて、マーケティングに関する分科会やラウンドテーブルなども積極的に実施している。

その一環として、毎年12月には素晴らしい活動実績を残した企業や個人を対象としたアワード「Braze Torchie Awards」を開催。2024年も全4部門の受賞者および企業が発表され、その栄誉が称えられた。

「Braze Torchie Awards 2024」受賞企業および、その受賞者は以下の通り。
 
<Campaign of the year>
株式会社ディー・エヌ・エー Pococha事業部

<Collaboration team of the year>
株式会社サザビーリーグ エーアンドエスカンパニー
イオンモール株式会社

<Marketing Leader>
株式会社ギフトモール
プロダクトマネージメントチーム CRMマーケティングマネージャー
戸田峻太郎

<Rising Marketing Star>
株式会社Fuji Culture X
マーケティング事業部 プロモーションプランナー
河野杏子

今回は受賞者の、ディー・エヌ・エー・大西正太、サザビーリーグ エーアンドエスカンパニー・和田雄一郎、イオンモール・清水瞳、ギフトモール・戸田峻太郎の4名に取材を実施。各賞の受賞理由からBrazeのその活用事例と効果について話してくれた。

ライブコミュニケーションアプリ「Pococha」エンゲージメント向上の鍵



ビジネスインパクトをもたらす施策を実行した企業に贈られる<Campaign of the year>は、株式会社ディー・エヌ・エーのPococha事業部が受賞。ライブコミュニケーションアプリ「Pococha」では、キャンバス機能によって、ライブ配信を題材にした民放ドラマの配信告知フローを構築。新規ユーザー登録を加速させ、配信者や視聴者の利用意欲向上といった好循環を生み出したことが評価された。

「ライブコミュニケーションアプリにおいて、配信者やリスナーのエンゲージメント向上は重要な課題です。この課題解決にあたり、Brazeの特徴である"リアルタイムコミュニケーション"、"カスタマージャーニーの最適化"、"マルチチャネルのシームレスな連携"を最大限に活用し、サービスを成長させることができました。

制作協力したテレビ東京のドラマ『これから配信はじめます』放送時には、プッシュ通知とアプリ内メッセージを介してリアルタイムのコミュニケーションを実現。その結果、Xでのトレンド入りや認知拡大を果たして、多くの新規ユーザー獲得に至りました。

市場調査の結果、ドラマを観たことでライブ配信を認知した認知寄与はドラマ視聴者の38%に至りました。また、自社アンケートの結果では、ドラマ放映期間中のPococha新規登録者のうち6%がドラマきっかけとなりました。

今回の施策で、マネタイズに直結するようなマーケティングに限らず、プロモーション的な取り組みといったBrazeの新しい使い方にも可能性を感じられました」(ディー・エヌ・エー Pococha事業部 マーケティング部 リードコミュニケーションプランナー 大西正太)

社内外に抱える課題にマーケターたちはどう向き合うのか


続いて、組織のサイロ化を解決し、コラボレーションを発揮した企業として、ファッションジュエリーブランドを展開するサザビーリーグ エーアンドエスカンパニーとショッピングモールの開発・運営に携わるイオンモールの2社が<Collaboration team of the year>に輝いた。



「当時は社内のDX経験の少なさから、マーケティングに関する知見の共有が課題となっていました。そこで、Brazeの役割や効果を説明する動画を制作。全国70店舗の店長や本部社員が参加するイベントで放映して、社内の認知を促しました。

結果として、業績の振るわない店舗や強化店舗からのメール配信依頼は増加し、カスタマーサポートや人事部からも課題解決の相談が寄せられるようになりました。Braze導入直後と比べて、マルチチャネルでの配信数は400%以上増加しています。

現在はBrazeの運営体制は1名から複数名に拡大し、さらにはエリアマネージャーや営業自らでBrazeを使ってクーポン配信を行うなど、現場のメンバー自らがキャンペーン施策を打てるように変わりつつあります」(サザビーリーグ エーアンドエスカンパニー 管理統括部WEBシステム課 課長 和田雄一郎)



「ショッピングモールには多種多様な属性、目的のお客さまが訪れるという特性があります。しかし、これまでは運用上の観点から顧客最適化ではなくモール最適化のアプローチを取らざるをえませんでした。

Brazeを導入したことで、お客さまに応じた内容やタイミングでの配信、自社アプリの独自機能の有効的な訴求が可能となり、通知の開封率や顧客エンゲージメントはいずれも向上しています。

また、アプリを通じて得たお客さまからのアンケート結果やコメントなどをモールに出店する専門店側やスタッフとも共有できるようになり、お客さまの声を反映した取り組みにもつながりました。現在もお客さまとの一対一のコミュニケーションを実現できるよう、試行錯誤を続けているところです」(イオンモール デジタル推進統括部デジタルマーケティング部 清水瞳)



マーケティングチームを牽引するリーダーを表彰する<Marketing Leader>を受賞したのは、オンラインギフトサービスを展開するギフトモールの戸田峻太郎だ。戸田はBrazeのさまざまな機能を活用し、年間で290のキャンペーン、161のキャンバスを作成するといった高度なユースケースを生み出したことが高く評価された。

「今回の受賞は、施策の数や実効性に加えて、売上での成果も高く評価いただいた結果と考えています。

Brazeを効率的に使用する上で重要なのは、主に"施策設計の標準化"と"カタログの徹底活用"です。"施策設計の標準化"では、Brazeの機能のテンプレートを使いました。ユーザーが離脱したポイントに合わせて、リマインドするような設計を組んで標準化しています。また、Brazeのカタログを徹底活用することで、エンジニアを介さずに次々と施策を実装することができました。

そのほか、社内でBrazeをより積極的に活用するため、システムのアーキテクチャや扱うデータの構造、特徴をまとめた"基礎ドキュメント"と、実運用の際に参照できる"ハンズオン・マニュアル"を整備しました。これをマーケティング部門だけでなく、法人営業チームやエンジニア、カスタマーサポートのメンバーとも共有するようにしました」(ギフトモール プロダクトマネージメントチーム CRMマーケティングマネージャー 戸田峻太郎)

マーケター同士をつなげるナレッジ交換の場の重要性



そして、チームに貢献して成果を上げた<Rising Marketing Star>には、Fuji Culture X 河野杏子が選出された。

「Braze Torchie Awards 2024」の受賞者らに、今後のマーケティング展望について聞くと「デジタルの接点を通じたリアルの価値の最大化」「さらなるマルチチャネルとデータを活用したパーソナライズを通じた顧客エンゲージメント・顧客体験の向上」「10〜20年単位でLTV(顧客生涯価値)を上げていけるCRM(顧客関係性マネジメント)の設計」といった答えが返ってきた。

こうした未来を実現する上で、マーケター同士のつながりやナレッジ交換は大きな役割を果たすはずだ。事実、受賞者からはBraze Bonfireで異業種や業態の違う企業と知見を共有することが、新たな視点や考えを得るきっかけになるといった声も多く聞こえた。

「人とブランドをつなぐ、体験創りをやりきる。Be Absolutely Engaging」という掛け声のもと、Brazeはこれからもマーケターやその顧客たちを強く惹きつけていく。

Braze
https://www.braze.com/ja

Promoted by Braze | text by Michi Sugawara | photographs by Shuji Goto | edited by Mao Takeda