洗練されたシルエットと機能を兼備したダウンジャケット。
2006年、タトラスがイタリアのミラノを拠点に創業してから、そんなブランドの代名詞は世界中で愛されてきた。そして今や、バリエーションが豊富に揃うアウターの数々は、装いにエレガンスを与えるキラーアイテムとして認知されるようになった。その大きな要因のひとつが、こだわりの詰まった素材使いだ。
希少で高度なテクニックが盛り込まれた生地を大胆に採用することで、ミリタリーやスポーツといった定番カジュアルの意匠を、ラグジュアリーな空気をまとうドレスアップアイテムへと昇華させている。今春もそれを体現したライトアウターが話題だ。
シーンを限定することなく装いを上品に彩る
とりわけ注目度が高いのが、エコスウェードを使用したジャケットである。0.004デニールという極めて細いナイロン繊維を使うことで、体に優しくフィットする上質な天然皮革同様のしなやかさを再現。

超極細ナイロン繊維を使ったエコスウェード100%のブルゾン“ルンド”。スイングトップをモチーフにした短丈で動きやすく、天然皮革より7割程度という重さゆえ、着心地は軽快だ。体のラインに程よくフィットするしなやかさと滑らかな肌触りは、上質なカーフレザーと遜色なく、ハリのある襟元は、立てて着てもサマになる。
袖を通すとその軽さにも驚かされるが、世界中で高まりを見せる環境負荷の軽減やSDGsに対するブランドの意思表示としても、とても興味深い。
伝統的なトラッカージャケットをエコスウェードで上品にアレンジ

加えて、最高級ファブリックメーカーとして名高いイタリア・クアローナの名門、ロロ・ピアーナのウールナイロンをフィーチャーしたモダンなブルゾンも、上品さと軽快な着心地を絶妙に味わえる名品に仕上がっている。


フードのついたスポーティなジャケットでありながら、ロロ・ピアーナの光沢あるウールナイロンがドレッシーな印象の“レアオ”。タイドアップにスラックスといった装いに、ジャケット代わりに羽織 ってもミスマッチ感はないため、オンスタイルのアウターとして活用が可能だ。シャイニーなメタルジップなどのパーツ使いも、適度に華やかで、上品なアクセントとなる。
ロロ・ピアーナ社の生地が生んだタイドアップにも合うミリタリー

どちらも“素材選びの妙”により、ロングドライブやバカンスといった休日のレジャーはもちろん、タイドアップしたウィークデーも活用が可能だ。
シーンを限定しない守備範囲の広さは、あらゆるライフスタイルを豊かに彩る。しかも身にまとった瞬間に、ラグジュアリーなムードを増幅させる効能がある。それこそがタトラスの真骨頂なのだ。
[問い合わせ]
タトラス 銀座店
03-6228-7770
https://tatrasconceptstore.com
この記事は、40代男性をターゲットにしたファッション誌『オーシャンズ』との連動企画。あらゆるアクティブシーンでもワンランク上の着こなしを可能にする、タトラスのアウターの魅力を深掘りするなら、以下よりアクセスを。