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フォーブスの推定では、現在36歳のリアーナが2021年にビリオネアになったのは、彼女が2017年に立ち上げたコスメ会社のフェンティ・ビューティーの株式によるところが大きい。リアーナは同社の50％の株式と、ランジェリーブランドであるサヴェージXフェンティの推定28％の株式を所有している。どちらの社名も、リアーナの本名ロビン・フェンティにちなんでいる。6月には自身が手がける最新のブランド、Fenty Hair（フェンティ・ヘア）を発表した。
リアーナはフォーブスの2023年『世界で最もパワフルな女性』ランキングで74位だった。リアーナのブランド以外の資産は音楽カタログによるものだ。楽曲14曲がビルボード・ホット100で1位になり、この数はビートルズとマライア・キャリーに次いで3番目に多い。音楽活動を休止しているリアーナは昨年、NFLスーパーボウルのハーフタイムショーへの出演で一時的にステージに復帰した。リアーナは2016年の『Anti』以来アルバムをリリースしていない。
フォーブスの世界長者番付で最も資産の多いミュージシャンはジェイ・Zで、推定資産は25億ドル（約3735億円）だ。世界長者番付に入ったラッパーはジェイ・Zが初めてで、資産の大部分は酒類事業によるものだ。ジェイ・Zは2021年に自身のシャンパンブランドであるアルマン・ド・ブリニャックの株式の50％をフランスのLVMHに少なくとも3億ドル（約448億円）で売却し、昨年は自身のコニャックブランド、ドゥッセの株式の大半をバカルディに7億5000万ドル（約1120億円）で売却した。フォーブスの4月のセレブ富豪ランキングでジェイ・Zは5位だった。
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音楽界では、ブルース・スプリングスティーンが推定資産12億ドル（約1792億円）でビリオネアになったとフォーブスは6月に報じた。米ニュージャージー州出身の伝説的なミュージシャンであるスプリングスティーンの資産は主に、2021年に自身の音楽カタログをソニーに5億ドル（約746億円）で売却したことによるものだ。音楽業界以外では、キム・カーダシアン（17億ドル）とオプラ・ウィンフリー（30億ドル）が女性セレブの富豪ランキングでスウィフトとリアーナよりも上位に入っている。
資産が増え、名声が高まるにつれ、スウィフトは世界で最も力のある人物の一人として評価も高まっている。フォーブスの昨年の世界で最もパワフルな女性ランキングでスウィフトは第5位に入った。エンタメ界の人物としては最高位で、世界で最も影響力のある政治家や企業トップらと名前を並べだ。スウィフトのツアーは経済効果が大きく、スウィフティーズと呼ばれる熱烈なファンを抱えていることで知られている。スウィフトは昨年、米タイム誌の『今年の人（パーソン・オブ・ザ・イヤー）』にも選ばれており、政治分野にも影響力のある人物とみなされている。スウィフトが今年の米大統領選ではカマラ・ハリス副大統領を支持すると表明したことで、有権者登録サイトへのアクセスが急増した。
（forbes.com 原文）
