2023年の「世界を変える30歳未満」を選ぶアワードForbesJAPAN「30 UNDER 30」にも選出された赤荻が、夢に向かって努力し続け、次々と夢を掴むことができているのは、ギャル仲間の間で培ったポジティブな「ギャルマインド」があってこそ。
「ギャルマインド」とは、ギャルが持つ以下の5つの要素である。
①底抜けの明るさ
②どこまでもポジティブなノリの良さ
③周りに流されずに自分の「好き」を貫き通す強さ
④圧倒的な自己肯定感の高さ
⑤周りの人たちへのフラットな優しさ
赤荻は、こうしたギャルマインドを、ビジネスパーソンにもシェアしたいという思いで、『心にギャルを飼う方法 鬼強ギャルマインド』（SDP、2023年）を出版。紀伊國屋書店新宿本店のランキングで1位を獲得するなど、話題になった。
そこで本記事では、同書の第5章「仕事をやり抜くギャルパワー」より、一部転載して「心にギャルを飼う方法」を紹介する。
口グセひとつで気分がアガる
今、ビジネスにギャルマインドを取り入れる企業が増えているって知っていますか？企業にギャルを派遣して業務を一緒に行うサービスが人気を呼んでいたり、資料づくりをギャルに手伝ってもらったりする企業が出てきたりしているんです。それもこれも、先入観や固定観念のないギャルの視点が新鮮で、ギャルがコミュニケーション能力に長たけているから。そこで、この章では、仕事で役立つギャルマインドを紹介していきます！
よく「忙しい、忙しい」って口グセのように言っている人がいますよね。たしかに、仕事に追われることはだれにでもあると思う。でも、「忙しい」って口に出すのはめっちゃマイナス効果！ 言えば言うほど気が急せいて余裕がなくなっちゃうから。
口グセって気づかないうちに、自分に暗示をかけているみたいなものなんですよね。たとえば、自分がなにか作業をしているとき。だれかに隣で「ヤバいよ、まじで時間ないよ〜」って言われ続けたら、どうですか？ 実際の残り時間にかかわらず、絶対焦っちゃいますよね。そのせいでミスをするかもしれない。
「忙しい」を口グセにするのって、これをセルフでやっている感じなんです。だから、どんなにドタバタしているときでも、「忙しい」はNGワード！スケジュールがヤバめなときでも、やることが溜まっていても、絶対に「忙しい」とは言わない。「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ。忙しい！」と言う代わりに「あれもやりたい、これもやりたい」とか、「やりたいことがたくさんある！」って言いましょう。そしたら「よし、全部やったるで！」みたいに前向きなマインドになっていくから。
もちろん、NGワードは「忙しい」だけではありません。みなさんには、仕事に後ろ向きになっちゃうような口グセってないですか？「だるい」とか「めんどい」とか「疲れた」とか。「だるい」は「こうしたら楽しいかも！」に、「めんどい」は「先に終わらせよ！」に。「疲れた」だって「自分頑張ってる！」に置き換えられます。
ほら、こうやって言葉を変えるだけで、気分もがらっと変わってきません？ ほかに私がよく使うポジティブ変換ワードは、「勉強」とか「経験値」って言葉！ 壁にぶつかったときとか、上手くいかなくて凹みそうなときに、「勉強になったわ〜」「経験値上がったわ〜」って言うんです。こう言うと自分がどんどんレベルアップしているみたいで、前向きになれるんですよね。
口グセって、確実に自分の心を左右します。だったら、そのパワーを利用して、ポジティブなほうへ心を誘導するのが絶対良い！ 勢いをくじくネガティブワードはNGワードに設定して、やる気が出るポジティブワードに変換する。これは今日からできるくらい簡単で、一度身につけたら一生使えるスキルです。口グセの力を上手く使って、ヨユーを持って毎日楽しく仕事をしていきましょう！
