『パルワールド』は、ゲーム史上最も売れたシリーズである任天堂・ゲームフリークの『ポケットモンスター』を複数の面で改善しており、その人気ぶりからも、ポケモンの大きなライバルになる可能性が取り沙汰されていた。
私は以前、『パルワールド』のプレイヤー数減少に関する記事を執筆している。減少は今も続いているが、同作の現状を改めて調べてみることにした。
『パルワールド』は今も好調だが、話題性は確実に低下している。開発チームの規模が小さいポケットペアが今後、何を実現できるかについては、疑問が残る。そして、同作がポケモンの「真の」ライバルになるという見方は、(以前からそうだったものの)若干厳しいようにも思える。
同時接続プレイヤー数は、ピーク時の210万人から、現在は最大約14万~18万人へと減少。少ないときは5万~6万人となっている。ピーク時から94%下がった計算だが、それでも非常に安定したプレイヤー数だ。今もSteamの人気ゲームランキングトップ10の常連となっているが、プレイヤーが少ない時にはトップ10圏外となることもある。だが、『HELLDIVERS 2』のような驚異的なプレイヤー維持力はないようだ(ただし、発売から経過した期間は『HELLDIVERS 2』よりも長い)。1カ月前に発売された『HELLDIVERS 2』の同時接続プレイヤー数は、45万人のピークからは減っているものの、今も30万人台を維持し、トップ10圏内にとどまっている。
『パルワールド』はある程度頻繁にアップデートされているが、その内容は新規コンテンツの追加ではなく、バグ修正やゲームプレイの快適性向上に重点が置かれている。最新パッチは2週間ほど前に公開され、その内容は拠点内を移動するパルの経路に関するバグの修正だった。