ライフメディアプラットフォーム事業を展開するじげんは、同社が運営するプロパンガスと都市ガスに関する情報提供や料金比較を行うサービス「enepi」(エネピ)にて、お風呂のガス代について調査を行った。お風呂は人によって入り方がさまざまなので、単純に比較はできないのだが、ここでは「シャワーのみ」と「お風呂のみ」に限定して、それぞれのガス代を計算した。シャワーは10分間。摂氏20度の水道水を摂氏40度にして100リットル使うと想定。お風呂は200リットルの水道水(摂氏20度)を摂氏40度まで沸かす。
その結果、シャワーのみは都市ガスで37円。プロパンガスで63円。お風呂のみは都市ガスで75円。プロパンガスで125円となった。お風呂は高いとは思っていたが、シャワーの2倍とは驚きだ。
しかし、お風呂がシャワーと違うのは、1回沸かしたお湯を家族全員で使えるということ。つまり3人家族なら、シャワーのガス代は単純に3倍になるが、お風呂は1人あたり3分の1になる。そこで、シャワーのみとお風呂のみのガス代に水道代を加味して計算してみると、1人世帯ではシャワーのほうが安いが、2人世帯では両者ほぼ同じ、3人家族になるとシャワーのみが都市ガスで159円なのに対して、お風呂は107円と逆転する。実際には、お風呂を沸かしたときもシャワーを使うことが多いので、もうちょっと高くなるだろうが、おおよその目安にはなる。
また、シャワーの使い方を工夫すれば、さらに節約が可能になる。10分間出しっぱなしにした場合、都市ガス代と水道代を合わせると53円だが、こまめに止めるようにすれば合計27円になる。ただし、真冬の寒い日にシャワーをこまめに止めながら入るのは厳しいので、あくまで身体のことを第一に考えてほしい。
じげんでは、お風呂の節約術を3つ紹介している。ひとつは、お風呂の追い焚きを控えることだ。200リットルの水を摂氏1度上げるのに都市ガスは約4円、プロパンガスは約7円かかるという。そこをよく頭に入れておこう。
ふたつめは、お風呂のお湯を冷めにくくする工夫だ。湯面に浮かべる保温シートなどを使えば、追い焚きを控えることができる。
みっつめはガス会社の見直しだ。これは、家計節約術の王道である固定費の見直しということになる。いまやガス会社も比較して選ぶ時代だ。工事なしに切り替えることができるので、お住まいの地域のガス会社について調べてみてはどうだろう。
プレスリリース