枡野さんは東京大学法学部を卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーでグローバル企業の経営コンサルタントを務めた後、レアジョブに参画して法人事業を立ち上げ。転職したライフネット生命保険では海外事業の展開など、創業時のネットベンチャー経営を経験した。2015年からは、日本発の男性用ラグジュアリー下着ブランド「TOOT」を社長として牽引。紳士肌着業界に革命を起こす経営者として、同ブランドをミラノコレクションに導いた。
2022年9月には、現職のスパイバー執行役員に就任。同社の関山代表が抱く、「人工タンパク質素材の生産開発、普及を通して環境負荷を軽減し、循環型社会の実現、世界平和に貢献する」というビジョンに深く共鳴し、その具現化に実業家として全身全霊を傾けたいとジョインを決意したという。
そんな枡野さんの「推しメシ」は、文京区本郷にある「東京坦々麺本舗 瀬佐味亭」の金の坦々麺。「五感の全てが浄化される至高の味だと信じています。もはや坦々麺であって、坦々麺でない。心地よいジャズの流れる小綺麗な店内。貴重な金胡麻をベースにしたスープとこだわりの細麺には丁寧な仕事ぶりが感じられ、添えられた香草や焼豚と上質なハーモニーを奏でます。まるで洗練された即興演奏みたいなラーメンです。刺激的な味を求める人には物足りない上品な辛さですが、ちょっとオーバーに言いますと、僕の魂はこの一杯で救われていると言っても過言ではないです」（枡野さん）
胡麻のセサミが店名の由来と言われる「東京坦々麺本舗 瀬佐味亭」は、多くのツウを唸らせる人気店。金、赤、黒、柚子、酸辣、生姜、拝骨など、赤いスープの坦々麺に飽きた人にとって、豊富な種類の坦々麺が楽しめるのも魅力だ。
枡野さんにとって、学生時代に先輩から連れられて足を踏み入れたのが、この店との出会いだという。
「今では体が欲した時、脳が疲れた時に足が自然と向いてしまいます。この店に来たら、『ああ、自分は疲れているのかな』と、体調のバロメーターにもなりますね」（枡野さん）
枡野さん曰く、赤、黒、金など、どの坦々麺が好きか、メニューの推しによってその人の性格が何となく分かるんだとか。
「心と体のバランスを崩しそうになった時、ぜひ足を運んでみて下さい」（枡野さん）
東京坦々麺本舗 瀬佐味亭
住所 文京区本郷5-25-18
TEL 03-3811-6634
