#2. 人生を進み続ける
あなたのファイナンシャルプランナーが、全部の資産を1つの「かご」に入れないようアドバイスするのと同じように、恋愛生活にも同じルールが適用される。恋愛対象を見つけるのはすばらしいことだ。勇気を振り絞ってその人と関わり合いがもてればさらにすてきだ。しかし、その感情が報われるのかどうかを知るために、人生を立ち止まるのは健全な行動ではない。
そうなるかならないかわからないものを中心に人生を設計してはいけない。誰かに「いいね！」されたかどうか見るためにSNSを1日に50回もチェックしてはいけない。この人とうまくいくかもしれないと期待して、友だちや家族との約束を破ってはいけない。
そうではなく、自分の人生を進み続け、この先どうなるかは運命に任せる。それはあなたのメンタルヘルスにとってプラスになるだけではなく、あなたの自立性をこの人物に伝えることになり、それ自身があなたの魅力的な素養だ。
#3. 本来の自分でいる
もう1つ、新しい恋愛対象と接するとき常に自分らしく行動することも大切だ。決して、相手の望んでいる自分になろうとなどしないようにする。自分らしく行動することは、幸福の柱の1つだと心理学者はいうだろう。
「ひと言で言えば、本来感（authenticity）とは自分に忠実であることです」とスイス・サンクトガーレン大学の心理学者ペトラ・キップルスバーガーはいう。「ウェルビーイング（身体的、精神的、社会的に良好な状態）のために本来感が重要であることを示す研究は数多くあります」
結論
自分の殻を破ることは、ときとして生きるか死ぬかの行為のように感じてしまうものだ。しかし、そうではない。次に誰かがあなたの恋心を揺さぶったときは、次の3つを心がけてみてほしい。（1）自分の傷つきやすさを受け止める、（2）自分の人生を進めながら付き合う、（3）自分らしくする気持ちを強く持って相手にアプローチする。（forbes.com 原文）
