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2022.02.09

「投資のアイデアがとまらなくなった!」実践!投資思考〜「104コンソーシアム」Day8レポート

投資で未来を変えていくために、さまざまな業界から20人の20代が結集した「104コンソーシアム」。前半は知識の吸収を、後半は実践を中心に投資思考を学ぶ全10回の会議だ。

その最終段階への重要な布石となるDay8では、これまでの会議で育まれた参加メンバーの自由で斬新な投資発想、“大人たち”では思いつかないアイデアの噴出だった。


さまざまな業種の20代が集まり、投資思考を吸収しアウトプットにつなげる「104コンソーシアム」がいよいよ佳境を迎えている。全10回開催のなかで、前半は主に知識の吸収を行い、後半は実践ワークショップという形で、投資思考の筋肉を育ててきた参加メンバーたち。

りそな銀行本社を舞台に、1月14日に行われた「104コンソーシアム」Day8は、Day10で予定されている各メンバー・プレゼンテーションに向けた“アイデアの洪水”の様相を見せた。

「課題を投資で解決する時間」


最初に行われたのは“誰が、何を、何に投資すれば、何を解決し、どんなリターンが得られるか”を考える、課題発見ワークショップ。day7「社会課題を投資で解く」で、日本NPOセンターの課題ラボチームがピックアップした課題および、メンバー各々が肌身で感じている社会の問題のなかから2つをピックアップし、投資思考で解くというものだった。

現実的なソリューションを、リモート参加の1チームを含め、計5チームでテーブルを囲み、考えていく。



1つ目のテーマは「教育困難校でキャリアを描けない」という社会問題。以前の講義では、そうした学校では“文化に触れるフックが少ないため会話の幅が広がらず、キャリアを描くために重要な雑談力が養われない”という部分が問題視されていた。果たしてメンバーはどう解決するのか。

電通・一森加奈子らのチームは、行政により学校が文化フック体験を必須とし、文化的な体験を地域で学ぶことで非行を防ぎ、社会全体から治安をよくしていくというリターンを挙げた。

三菱UFJ国際投信・武部仁美らのチームは、企業が高校の文化祭にブースを出展し、ブースに高校生を配することで生徒はビジネスを学び、企業はイメージアップとともに将来的な人材を確保できるというリターンを設定した。

他にも通学時間を活用して、エリアを拡げてゴミ拾い活動を行い、地域交流を同時に実現することで街もきれいになるというアイデアなど、バラエティに富んだ解決策が続々と生まれていった。


(左)盆子原奨/三菱UFJ信託銀行 (右)武部仁美/三菱UFJ国際投信

2つめのテーマは、メンバーから生まれた「日本人は、世界でいちばんムダな英語学習をやっているのではないか」という課題。英語学校に20年通っていても1年の短期留学者に負けてしまうという、日本人特有の“読み書きに特化し会話に重点を置かない”英語教育に対するソリューションが続々発表されていく。

上がった意見には、観光業/観光地が航空費や現地での就職をサポートすることで、リアル体験とともに会話力の向上を図り、同時に現地の労働者不足を解消し、英語人材も増やすというアイデアや、海外進出企業が学校教師を海外に留学させることで現地との交流を深め、学校教師の英語力向上も図るなどの発想が飛び出した。

そうした活発な意見交換で見て取れたのは、メンバーたちの驚くべき“投資思考”力の向上である。数々の講義の内容を吸収した20代は、運営サイドが予想する以上のアイデアを次々と生み出していた。

特徴的なのは、投資行動がお金にとどまるものではなく、リターンもまたお金だけではないという、前半の講義で幾度となく語られてきたテーマそのものを体現していたことだ。

ともすると大人の世界では投資=お金、リターン=お金という狭義の思考の罠に囚われがちなところを、彼らはやすやすと飛び越え、通学時間に発生しがちな無駄な時間を投資する、地域の治安の確保をリターンとするなど、高度な投資思考をごく自然に生み出していたのには驚かされた。

こうした業種をまたいだ刺激的な会話の数々に、「投資のアイデアがとまらなくなってしまった」とうれしい悲鳴を上げていたのは電通・高橋窓太郎である。

「自分の仕事のなかでも、いただいたお金をどのように変換して価値としてリターンするのかと考えるようになりました。お金だけが投資ではないのはもう、私にとって当然のこととなりました。

お金もまた単なるツールではなく、そこに感情をのせることもできると、この会議で学びました。その考えに至ることができたのが、自分にとっての最大の成長だと思います」


(中央)高橋窓太郎/電通

「ミラクルワードカードで投資についてアイデアを広げる時間」


後半は、チーム分けされたメンバーをいま一度シャッフルして、「20代に拡げる、いままでにない投資」についてのワークショップとなった。メンバーの前には、大きめのトランプのようなカードが積み上げられている。

そのカードこそが、電通Bチームが開発した「ミラクルワードカード」。そこには形容するワードが印刷されており、それをテーマのワードと組み合わせることで、アイデアの発生にブーストをかけるツールである。

例えば「水族館」というテーマワードを決めたら、カードを引く。そこに書かれている言葉が「泊まれる」ならば「泊まれる水族館」という組み合わせになる。通常では発想しない言葉同士が組み合わされることで、エモーションが生まれ、アイデアとして結実しやすくなるという仕かけだ。

実際この“泊まれる水族館”自体は、すでに近年ブームを呼んでおり、全国で宿泊可能な水族館が増えている。



今回のテーマワードは「投資」。チーム分けされたメンバーたちが、次々にカードを引いていく。「絶滅危惧種の投資」「頑固親父の投資」「投資のミステリーツアー」などの意外な組み合わせにより、そこかしこで歓声が上がる。

もちろんこれは単なる言葉遊びではない。予想しない組み合わせをアイデアのきっかけとするのだ。実際に同じカードを引き当てたとしても、それぞれの解釈は違うものとなることから、無限の可能性がそこにはある。

印象的だったのは「昼下がりの投資」。主婦ターゲットのドラマのなかに投資行動を盛り込み、知らず知らずに投資を学びながら、最終的に投資商品のCMにつなげるというアイデアだ。

他にも「千年に一度の投資」は、南海トラフ地震などの未曾有のリスクに対して、投資で解決できないかというアイデアにつながった。

限られた時間のなかでも無限のアイデアが生まれていく場のパワー。そこで生まれたアイデアが、来るべきDay10で行われる各個人の最終プレゼンテーションのテーマにつながった者も多いに違いない。




(上)森高雪菜/東京ガス(下)北川慶一/ウェルスナビ

参加メンバーの意識変化が顕在化したDay8


そこかしこで活発な議論がなされ、笑顔とともにユニークなアイデアが生み出されていく。東京ガス・森高雪菜はそうしたフランクな会話がとても新鮮だったという。

「インフラ業界に身を置いている私としては、異業種・同世代とこんなにもフランクに議論できることが楽しいですね。業務ではどうしてもファクトベースに縛られてしまうので」

ウェルスナビ・北川慶一は、「ミラクルワードカード」で実際に使えるアイデアが次々生まれてきたことが新鮮だったという。

「アイデアを具現化するところまで、今回で学ぶことができました。Day10のプレゼンが次第に差し迫ってきたので、アイデアをどのように組み立てていくのか、次のセッションで学びたいです」

「投資思考」という志で結びついた18人のメンバー。最終日に向けてテンションが高まる彼らから感じるのは圧倒的にポジティブなエネルギーだ。20代に投資思考を広めるために集まった彼らこそ、最初のパラダイムシフトを経た第1世代となる。会議も残すところあと2回、彼らの投資の未来を変える挑戦は、どのように結実するのだろうか。





投資で未来を変えていく20代コンソーシアム
〜人生を「投資思考」で変える104(トウシ)コンソーシアムプロジェクト始動!〜

#1 公開中|さまざまな業界から集まった18人の20代が “とうし” を1から考える!
#2 公開中|20代のための投資思考〜知識吸収のターンを終え、メンバーがたどり着いた“気づき”とは?
#3 本記事|「投資のアイデアがとまらなくなった!」実践!投資思考〜:104コンソーシアム Day8レポート
#4 coming soon...

Promoted by 104コンソーシアム / text by Ryoichi Shimizu / by Shuji Goto / edit by Akio Takashiro

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