500万食達成のアパ社長カレー。目指すはグランプリ奪取
市島：今年は「神田カレーグランプリ」（2011年から毎年、400店近くのカレー提供店があつまるカレー激戦区である東京・神田で開催されている「神田カレーNo.1」を決めるイベント。グランプリは来場者による投票で決定）で3位を取られましたね。おめでとうございます。
元谷：あれは残念でした。来年はトップを目指します。
市島：僕は3位ですごいなと思ったんですけど、そうじゃないんですね？
元谷：全然そうじゃないわ。何でも1番にならなければ、本物じゃない。皆さん、日本の一番、高い山は富士山ってご存じでしょ？ でも2番目はどこですかって言うと、誰もほとんどご存じないでしょ？ だから、取るべきはトップ。
市島：神田カレーグランプリの時は、「烏骨鶏（うこっけい）半熟卵スペシャル～サクサクキャベツメンチカツ＆白トリュフオイルがけ～」という豪華メニューで650円でした。
元谷：そう。原価率100パーセントでした。
アパ社長カレー専用ゴールドスプーン
市島：あっ、今、カレーを食べる前にフォークに持ち替えられました。金沢カレーは、フォークで食べさせる店が多いですよね。
元谷：はい、カレーのキャベツはフォークのほうが食べやすい。いつもは、先がギザギザになったので食べてるんですよ。
市島：アパ社長カレー専門店の「アパ社長カレー 飯田橋駅南店」では、カツを切って食べながらルーもすくいやすい、先がギザギザになった、金のスプーンが出てきますね。あれが実にすばらしい。
元谷：あれは、金属加工で世界的にも有名な、新潟県の燕三条で作ってもらいました。
「アパ社長カレー」はレトルトでも発売されており、500万食完売の目標を2019年8月末で突破、現在の目標は800万食完売。全国の郵便局でも購入することができる。
「デザートを最初に食べたっていい」
元谷：さて、食べる順序は、熱いときにいただいたほうがいいので、みりん干しからいきます。本当は、「食べる順番ダイエット」で行けばサラダのほうがいいのでしょうけれど。でもね、好きなものから食べた方がいいのよ。
サラダと言えば、ポテトサラダも一番、好き。うどんやそばを食べに行っても、ポテトサラダがあるお店では、必ず食べます。それと、だし巻き卵を。
市島：だし巻き卵といえば、今日は和総菜が入口近くにありましたが、その辺はあえて飛ばしてフルーツバーに行き、サラダを取って、カレーというのが、社長の定番ルートなんですね。とくにフルーツはデザートだから最後とか、そういうことではなくって、好きなものから手をつけられるんですね。ルールや常識にはあまりこだわらずに。
元谷：はい。そのとき、好きなものから。この新作のブランマンジェはとてもおいしいわ。とくに、新作は迷わずに取りますね。目新しいものは迷わずにぱっと選ぶんです。
デザートで言えば、実はカレーとソフトクリームはとてもよく合うんです。ビュッフェでもソフトクリームがありますから、カレーの後にぜひ取っていただきたいわ。
