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2018.03.28

アイデアがあふれるEVという可能性

日産リーフは、2010年に世界初の量産型EV(電気自動車)として初代モデルが登場して以降、グローバルで累計約30万台が販売されている。今回、経営者の森川亮氏にこの新型日産リーフを試乗してもらった。森川氏といえば、2007年にLINEの代表取締役社長に就任、2015年のLINE退社後に新会社C Channelを立ち上げるなど、IT業界でムーヴメントの起点となってきた。果たして新型日産リーフは自動車界の新たなムーヴメントとなり得るのか、話を聞いた。


楽しくて何度も試したくなる機能

なにより運転していてストレスがないクルマですね。非常にシームレスです。頻繁に運転をする人にも、運転が苦手な人にとっても、楽に運転できて、頑張って運転することを意識させないのが素晴らしいと思います。以前ハイブリッドカーに乗っていましたが、それと比べても走りがスムーズで、“電気らしさ”を味あわせてくれるので、運転が面白い。

特に自動駐車技術(プロパイロット パーキング)は楽しいですね。ディスプレイをタッチして駐車位置を設定する作業も楽しいし、設定場所に入る瞬間に周囲を見ながら「こういう感じか」って眺めていても楽しい。ユーチューバーがやってみても面白いかもしれませんね。「ここで車庫入れしてみた!」みたいな(笑)。

クルマを買う側の意識とEVの存在意義

今までの延長線上の価値を提供するだけでなく、今までのベースに対してどれだけバージョンアップできるかという部分が企業にとっては重要だと思っています。おそらくEVの場合、ユーザーの環境に対する意識だったり、ノイズのない空間だったり、車庫入れや渋滞に対して機能面でストレスを解消するところも重要でしょう。つまり、“『今までのクルマ』ではないクルマ”の価値を求められているんだと思います。

その意味では、居住空間としてのクルマや、ITツールとしてのクルマという新発想があっても面白いと思いますね。経営者だと、オフィスとしてのクルマというニーズもあると思いますが、充電器やWiFiとかを装備して、ヘッドアップで動画が送れたりすれば、それも今までのクルマではない価値のひとつになる。



EVがスマホだとすると、ハイブリッドカーはガラケーと言えるかもしれない。スマホが主流になると言われ始めた頃って、まだガラケーのほうがシェアが多くて、その頃、私は前職で次世代の主流になると見越してスマホにシフトしたんですけど、他の会社はまだガラケーが儲かっていたのでそのままでした。それは現在の自動車市場と同じ構造なんだと思います。誰もがEVが主流になると思っているのに、そこに力を入れられないというのは、日本企業としてもったいないというか、日本からEV業界をリードする会社が出てきてほしいと思いますし、日産さんがその立場なんでしょう。


プロパイロット パーキングとは
3ステップの操作だけで、ステアリング、アクセル、ブレーキ、シフト、さらにパーキングブレーキをすべて自動制御し、駐車完了するまでドライバーをアシストする自動駐車技術。 縦列駐車、車庫入れなど、簡単な操作で苦手な駐車からも解放される。



EV販売を続けてきた日産の姿勢に共感

「e-Pedal」の走行感覚は、なるほどね、と思いましたね。あの制動(回生ブレーキ)は渋滞などではとても役に立つでしょう。上述の「プロパイロット パーキング」はその興味深さから機能の延長線上の展開を示しましたが、実際には、特にショッピングでクルマをよく使う女性の方や、運転にいまひとつ自信の無い方に最適です。

若い人がクルマに求めるものは、「運転の楽しみ」もあると思うんですけど、「機械としての楽しみ」もあると思っていて、"新しいファンクション"って言うんですかね、そういうものの一つとして自動駐車機能もあるでしょうし、「e-Pedal」も一つの要素なのかなと思いますね。愚直にEVに取り組まれてきた日産さんの革新でしょう。

日本の社会というのは、新しい技術や仕組みが伸びにくい面があります。それは保守的な人が多いためで、たとえば中国だと新しいものにすぐ人が集まるのに、日本では最初みんなが様子見していて、しかし一度その良さが伝わり始めると一気に人が集まってくるような部分があります。こういった環境の中で新しいものを出すことは、経営者としても、担当者としても勇気が必要だと思うんです。


e-Pedalとは
発進―加減速―停止まで、アクセルペダルの操作だけで速度調節できるので、街中での渋滞や信号でも、アクセルペダルとブレーキペダルの踏み替え無しで、イージードライビングを実現。



逆にベンチャーの場合は新しいことをやらなければ存在意義がないので、やるかやらないかなんですけど、日産さんは大企業でありながら新しいことにチャレンジしている。私もテレビ局員時代に動画配信をやった際、「テレビの視聴率が下がったらどうするんだ」と怒られましたが、自動車メーカーだってきっと「ガソリン車が売れなくなったらどうするんだ」と言われたことでしょう。きっとそこには経営者や担当者の信念みたいなものがあったのだと思います。



EVの今後の展開に「森川流」をあてはめると…

弊社(C Channel)は女性向けの事業なので、やはり女性向けのEVを期待してしまいますね。かわいくてインスタ映えするようなEVがあるといい。それに、男性より女性のほうが運転に対するストレスがあると思うんです。機械が苦手というか、スマホでいうとiPhoneが売れているのは、直感的に操作できて機械的な要素が薄れているから。スマホ業界でいうiPhoneみたいな存在感を期待しますね。



また、IT経営者からすると、ITサービスの充実も期待します。プラットフォーム化して、オープン化して、そこでアプリを提供できるような要素があると、新しい事業展開もできますよね。我が家にはペッパーがあるんですが、毎月アプリが増えていてそれが楽しいんですよ。ITの世界ってバージョンアップするじゃないですか。買ったものが成長する楽しみってクルマにはなかったですよね。“進化する”というITの要素を織り込んでいただけると嬉しいですね。


学生時代から多くのクルマを乗り継いできた森川氏。その新しいドライブフィーリングに経営者目線のアイデアがあふれるように出続けた。


刺激、可能性を感じることに対し、すぐにアイデアが生まれる。このレスポンスが森川氏らしさだ。新型日産リーフの試乗体感によって同氏の思考の回転数が上がったと感じる。他方、「プロパイロット パーキング」の体験では女性運転者へのメリットを指摘するなど、リアルな視点も欠かさない。人気企業を生み出した経営者として、多面的であり、先を見通す立体的な視点が新型日産リーフを的確に表現してくれた。

Promoted by 日産 text by Nobuya Ando (Focke-Wulf) photo by Yoshitada Moro

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