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眠りに関する情報発信拠点となる大型専門店 「Good Sleep Factory (ぐっすりファクトリー)」

睡眠の質は、寝室の環境によって大きく左右される。 自律神経研究の第一人者である小林弘幸教授に、エグゼクティブのための寝室空間づくりのポイントを聞いた。

世界で活躍するトップアスリートは例外なく、ベッドやマットレス、布団など寝具にも強いこだわりを持っています。自分の身体に合わない寝具は快眠を妨げることを熟知しているからです。

現代のようなストレス社会で究極のパフォーマンスを求めるなら、ビジネスパーソンも寝具や寝室の環境にもっとこだわるべきだと私は思っています。実際に、私たちの実験でも 自分の身体に合ったベッドで眠るとストレスホルモンがガクンと減るというデータが出ています。たとえ寝具に100万円投資したとしても、 最適な寝具に出合えたら、その価値は200万円、300万円でも安いと思えるでしょう。それだけ自分の身体に合った寝具を選ぶのは難しいのです。

ベッドやマットレスは体格、体重、骨盤の位置などに左右されるので、万人の身体に適したものはありません。しかし副交感神経の力を高めるという観点から寝具を選ぶと、専門知識がなくても、自分のフィーリングに合った最高の寝具を手に入れることができるはずです。

一般の人は、いい枕さえ手に入れば、首や腰への負担が消え、快眠効果が高まると思いがちですが、私はマットレス選びに時間をかけるほうが大切だと思っています。もちろん、枕も快眠へ導く重要なツールのひとつですが、快眠効果でいえば、自らの体重を支え、体圧を分散し、体温調整に重点が置かれたマットレスに軍配が上がります。

こうお話しすると、何だか買い物が難しそうだなと思われるかもしれませんが、誰にでもできるとても簡単な方法があります。体調が優れない日、天気が悪い日に寝具を買いに行けばいいのです。

ベッドやマットレスと言ってもさまざまなタイプのものが販売されています。低反発、高反発、多種多様なスプリングマットレス……。 それぞれ特徴がありますが、身体のコンディションがよい日に試しても、どれもこれも心地よく感じられて迷ってしまうだけ。そこで梅雨のジメジメした日だとか、疲れが出始めた夕方など自律神経が乱れているときに選ぶと、驚くほど違いがわかります。寝返りをうったときに首に違和感があったり、うつ伏せに寝た ときに心臓に圧迫感を覚えたり。マットレスによって寝心地がずいぶん変わることに気づくはずです。

自律神経が乱れると、血流が悪くなります。 こういうときに、首や腰がすっと楽になり、いつまでも横になっていたいと思えるような気持ちいいマットレスなら、自分の身体に合っていると確信してもいいでしょう。また布団は軽ければ軽いほどよい。窮屈なものは身体にストレスがかかってしまうので、寝具やパジャマなどにも配慮が必要です。

まずは、さまざまな寝心地を実際に試してみることが大切です。種類を豊富に揃えるショールームなどへ足を運んでみるのもよいでしょう。究極の逸品に出合えるかもしれません。

空間演出はあくまでもシンプルに!

自分に合った寝具を手に入れたなら、寝室環境にも気を配るべきです。ファッション誌などで睡眠特集があると、趣向を凝らした演出に心が躍ります。赤やピンクのシーツ、おしゃれな照明に洗練された家具、ベッドの横には有名アーティストの絵や写真……。

もうおわかりだと思いますが、自律神経の見地から言えば、これらはすべて快眠を阻害します。心が高揚するものは、副交感神経にとってマイナスです。シンプル・イズ・ベスト、青系の落ち着いた色をベースとした空間をつくり、ベッド周りはモノをごちゃごちゃ置かないほうがいいでしょう。

嗅覚も重要です。私たちの実験では柑橘系の香りが交感神経から副交感神経への移行を促進させるというデータが出ました。興奮作用を抑えるアロマなどがお薦めです。音楽は心身をリラックスさせ、心地よい睡眠へと導いてくれますが、少しだけ注意が必要です。大好きな音楽は眠気を吹き飛ばしてしまいます。ゆったりとしたリズムであまり耳に刺激を与えない音が理想です。

テレビやスマートフォンは、睡眠1時間前にはやめるようにしましょう。ブルーライトが交感神経を高め、快眠を害する原因になるからです。

眠りに関する情報発信拠点となる大型専門店
「Good Sleep Factory (ぐっすりファクトリー)」

大塚家具が人々の快眠をサポートする目的で、全国の各店舗内に設けた専門店。快眠に関心を持つビジネスパーソンはここで「眠り」のさまざ まな最先端情報を得られる。ファクトリー内では世界有数のブランドの寝具の寝心地を体感できるだけでなく、眠りのプロフェッショナルによって、正しい入眠法の指導を受けられる。(一部店舗を除く)

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小林弘幸◎1960年、埼玉県生まれ。医学博士。順天堂大学医学部教授。日本体育協会公認スポーツドクター。自律神経研究の第一人者として、数多くのトップアスリートや文化人のコンディショニング、パフォーマンス向上指導を行っている。

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文=篠原 洋、写真=後藤秀二、編集=高城昭夫

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