同時に発表される「アイコンシェフ」賞は、フェラン・アドリアシェフに。「世界のベスト女性シェフ」賞はイタリアのマッシモ・ボットゥーラシェフの元、「ルーツ」などの社会貢献活動で知られるジェシカ・ロスバルシェフが受賞。シェフがシェフを選ぶ「シェフズチョイスアワード」は、昨年、北アメリカ版のNo.1にもなった「アトミックス」のパク・ジョンウンシェフが受賞した。
実は、今回のアワードは中東での開催が予定されていた。「中東情勢の悪化で代替の場所を探していたときに、ペルーがいち早く手を挙げてくれた。通常は準備に一年半かかる授賞式だが、わずか半年で全て準備が整った」と、The 50のコンテンツ・ディレクター、リサ・グリーン氏。授賞式の壇上に立ったペルーの観光大臣、ロジャース・バレンシア氏は「できるかどうかを悩むのではなく、やる、と決めたのです」と語った。
ペルーはアジアのみならず、ヨーロッパやアメリカなどからも遠い土地だ。しかし、これまでに「セントラル」(2023年)と「マイド」(2025年)と2つの世界一のレストランを生み出している。本開催は、ペルーの人々の食への情熱、美食大国としての矜持が生み出した結果と言えるだろう。*ペルーがいかに美食大国になったかについては、別の記事で詳報する。
またアワードにあわせて、最新のアジア版で22位にランクインしている「MAZ」の中村侑矢シェフとペルー人の妻で「セントラル」でキャリアを重ねたカルラさんが、セントラル関連施設内でポップアップを行い、多くの人が日本の百合根や酢橘を使った料理を楽しんだ。今後の日本勢の活躍に注目したい。
2026年版 世界ベスト50レストラン 一覧は以下の通り。
世界ベスト50レストラン 一覧
1. Asador Etxebarri|アチェンド
2. Gaggan|バンコク
3. Alchemist|コペンハーゲン
4. Quintonil|メキシコシティ
5. Wing|香港
6. The Chairman|香港
7. Kjolle|リマ
8. Kadeau|コペンハーゲン
9. DiverXO|マドリッド
10. Plénitude|パリ


