トランプはマスクへの恩赦を示唆、州法上の調査は対象外
民主党が法的な問題を調べ始めた場合、ドナルド・トランプ米大統領がマスクを救済するかが焦点になる。トランプは2025年にマスクと仲たがいしたが、その後、関係を修復した。11月2日にポッドキャスト番組「Pod Force One」に出演し、民主党が連邦議会を制した場合はマスクに先回りして恩赦を与えることを検討すると述べた。
司会者ミランダ・デヴァインがマスクや政権スタッフを恩赦の対象にするか尋ねると、トランプは「彼らを守らなければならない」と回答した。法的な保護を与える「必要がある」なら「ためらわず」にそうすると続けた。
ただし、大統領による恩赦の対象は連邦犯罪に限られる。テキサス州などの当局は、州法上の問題を引き続き調査できる。
テスラとスペースXの株価下落、マスクの純資産が大幅に減少
フォーブスは11月5日午後2時30分時点でマスクの純資産を7964億ドル(約125兆8312億円)と推計している。マスクは世界で最も資産の多い人物だ。資産の大半はスペースXとテスラの株式で占められ、保有株の価値は両社の株価に左右される。
マスクの純資産は1兆ドル(約158兆円)の大台に何度も乗った。初めて大台に達した2026年6月には、純資産1兆ドルに達した世界初の人物となった。その後、株価が下落してマスクの純資産も減少している。
中間選挙の結果が出た後、マスクの純資産は急減した。11月4日朝だけで345億ドル(約5兆4510億円)減少した上、11月5日にはさらに約800億ドル(約12兆6400億円)減少した。11月5日の落ち込みは、マスクの純資産としては過去でも最大級だった。
テスラとスペースXの株価は、データセンター建設の減速で影響を受け得る半導体株とともに下がった。11月4日にはダウ工業株30種平均が1500ポイント超上昇し、アマゾン、アルファベット、アップルなど他のテック大手も値上がりした。テスラとスペースXの株価は、市場全体や他のテック大手とは異なる動きを見せた。
民主党がテスラやスペースXへの規制を強めたり、法的な問題を調査したりすれば、マスクの資産に大きく影響する可能性がある。データセンター建設が滞り、スペースXの成長が鈍った場合も、マスクの純資産が減る可能性がある。


