米中間選挙で民主党が上下両院を制する「ブルーウェーブ」が起きたことを受け、ドナルド・トランプ大統領の資産は2億ドル(約320億円)以上減少した。SNSのトゥルース・ソーシャルを運営するトランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループの株価が過去最安値へと急落したためだ。
トランプ・メディア株は米国時間11月4日に25%近く下落したのに続き、5日早朝にはさらに15%以上急落。取引時間中の過去最安値となる3.80ドルをつけた。この最安値時点では、投票日(3日)の終値から36%以上も下落した計算になる。
その後はわずかに持ち直し、米東部標準時午前11時30分の時点では4.05ドルとなったが、それでも5日だけで9%を超える下落を記録した。
トランプ・メディア株の41%を保有するトランプの資産は、4日に1億6800万ドル(約269億円)、5日に5100万ドル(約81億6000万円)減少し、3日以降の減少額は合計2億1900万ドル(約350億円)にのぼっている。
フォーブスの試算によると、5日午前の時点でトランプの資産額は63億ドル(約1兆100億円)となり、2日前の65億ドル(約1兆400億円)から目減りした。
トランプ・メディアの株価は年初来で約70%下落している。
フォーブスの試算ではトランプの資産額は64億ドル(約1兆200億円)とされており、その大部分は不動産によるものだ。現在、彼は世界長者番付で623位につけている。
トランプ・メディアが発表した2026年第2四半期決算では、純損失が2億3810万ドル(約381億円)にのぼった一方、売上高はわずか170万ドル(約2億7200万円)にとどまった。同社の企業価値が損なわれるなか、主力サービスであるトゥルース・ソーシャルのトラフィックも急減している。ワシントン・ポスト紙がデータ分析会社Similarwebのデータを引用して報じたところによると、今年9月時点での同プラットフォームへのウェブ訪問数は前年同月比で30%減少したという。



