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2026.11.06 13:45

【特選記事】法改正の隙間から生まれた「1分間3万ドル」の熱狂、「スポーツ賭博」の常識を覆したFanDuel

FanDuel(ファンデュエル)の共同創業者兼CEO、ナイジェル・エクルズ Ethan Pines

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起業家が機内で見つけた「巨大な抜け穴」

エクルズは米国のスポーツとは程遠い環境で育ったが、常に数字に対する鋭い感覚をもっていた。エクルズは北アイルランドのタイロン県にある酪農牧場で育った。その農場は、知る限りの昔から代々受け継がれてきたものだ。牛乳よりも数学に興味があったエクルズは、スコットランドのセント・アンドルーズ大学で純粋数学を専攻し、大学のシンティ(ハーリングに似た、スティックとボールを使うゲーム)のチームで主将を務めた。

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卒業後、エクルズは英ロンドンの賭博スタートアップ企業に入社した。この会社は後に、オンラインギャンブル企業のBetfair(ベットフェア)に買収された。2003年、エクルズはコンサルタントとしてマッキンゼー・アンド・カンパニーに入社し、電気通信とメディアを担当した。3年後、エクルズは100万ドルを調達し、選挙やニュース記事に対する予想市場であるHubdub(ハブダブ)を立ち上げた。

ハブダブは失敗に終わった。「気まずい取締役会が何度もありました」とエクルズは語る。スタートアップ企業が2010年の閉鎖に向かう中、エクルズは再びスポーツに目を向けた。

テック系の祭典「サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)」に参加するため、ロンドンからオースティンへ向かう10時間の飛行機の機内で、エクルズは2006年の「違法インターネット賭博取締法(UIGEA)」を熟読した。この法律は、クレジットカード発行会社や銀行がポーカーサイトやスポーツ賭博サイトと取引することを禁止し、それらの業界が米国内の顧客にアクセスする道を事実上遮断した。

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しかし、ファンタジースポーツは運ではなくスキルのゲームとみなされたため、この法律の適用を除外された。事業者が合法性を保つために必要だったのは、いくつかの簡単なルールに従うことだけだった。試合開始前に賞金額を公表すること、賞金額を参加プレイヤー数から独立させること、リーグ内の誰でも希望する選手を獲得できるようにしてプレイ条件を平等にすること、ハンディキャップ(ポイントスプレッド)や試合結果のスコアを無視すること、である。

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