今年の新顔7人は、いずれもAI、ロボット、またはその関連分野で財を築いた。最も資産が多いのは、半導体メモリーメーカーCXMT(長鑫存儲技術)の共同創業者、朱一明(ジュー・イーミン)で、資産額は130億ドル(約2兆540億円)にのぼる。CXMTは7月に上海で上場した。その3カ月後、次世代の高密度メモリーチップの投入が近いと明らかにすると、世界の競合各社の株価が急落した。
新顔のなかで唯一の女性は、王馨(ワン・シン)だ。王馨は、プリント基板(PCB)の加工に使う精密切削工具のメーカー、広東鼎泰高科技術(Guangdong Dtech Technology)の会長兼社長を務めている。注目の新顔には、人型ロボットメーカーのユニツリー・ロボティクス(宇樹科技)を創業した王興興(ワン・シンシン)もいる。王興興は36歳で、いまや番付で最も若い。
番付に返り咲いたのは6人で、そのなかには張万鎮(チャン・ワンジェン)もいる。張万鎮は、電子部品メーカーの潮州三環(集団)で2021年に退任するまで会長を務め、資産の大半を同社の持ち株から得ている。深圳証券取引所に上場する潮州三環の株価は、AI関連の需要で製品が売れ、1年前の2倍超に上がった。一方、番付から外れたのは13人だった。番付入りに必要な資産額の下限は、前年の46億ドル(約7270億円)から47億5000万ドル(約7510億円)に上がった。
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調査方法
この中国本土の富豪の番付は、本人や家族、証券取引所、アナリスト、民間のデータベースなどから入手した、株式の保有状況と財務の情報をもとに作成した。資産額は、2026年10月16日時点の為替レートと株価に基づく。非上場企業の価値は、事業の似た上場企業と財務比率などを比べて算出した。一族の資産を、個人ごとに分けて計上した例もある。経歴の似た人物どうしを比べやすくするため、中華人民共和国の国籍を持たないものの、主な富の源泉が中国本土にある中国本土出身の起業家も、数名ランキングに含めている。フォーブスは、新たな情報に基づきランキングを修正する権利を留保する。
謝辞
調査と資産の評価に協力していただいた、ユーロモニター・インターナショナルをはじめとする専門家の方々に、督に感謝する。86Researchのチャーリー・チャイ、Mordor Intelligenceのロヒット・チャンドラ、招商証券のチェン・シューフイ、MSCIのロマン・カリュジニー、Mordor Intelligenceのサイカット・サハ、Niko Partnersのゾン・シャオフォン、iiMedia Researchのチャン・イーの各氏である。


