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2026.11.05 16:45

中国株は投資不可か? テンセントとプロサスに見る「破格の割安株」という選択肢

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第2四半期の売上高は11%増加し、新たなAI製品を除いた営業利益は19%急増した。それでも株価は、ほぼ3倍に膨らんだAI関連の設備投資への懸念から下落した。これによってフリーキャッシュフローはマイナスに転じている。これは米国のハイパースケーラーで見られている状況に似ている。経営陣は決算説明会で、世界的にも中国国内でも極めて強い需要があるため、わずか数カ月前に発注したコンピュート関連の調達注文を、30%の利益で貸し出すか売却できると投資家に説明した。だが、その説明は聞き入れられなかった。

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テンセントは過去の水準やSOTPで見ても割安に見える

新型コロナ禍以降、テンセントの評価は過去の利益倍率である30倍台半ばから、現在のわずか11倍まで切り下がった。しかもこれは、投資ポートフォリオやAI投資の損失を調整する前の数字である。

現在の価格では、テンセントの投資ポートフォリオと純現金の合計は1220億ドル(約19兆3000億円)、ADR(米国預託証券)1株当たり13.46ドルであり、テンセントの時価総額の27%に相当する。税金コストを考慮して20%のディスカウントを適用したうえで現在の株価から差し引き、関連する投資収益も除くと、調整後の株価収益率は2027年利益予想の8.8倍に下がる。

さらに、初期段階のAI投資は赤字であり、現在の利益を押し下げている。経営陣のAI投資に関する見立てが正しいなら、利益が抑えられた状態で倍率も低く見えていることになり、テンセントはさらに割安ということになる。

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プロサス経由ならテンセントを41%のディスカウントで買える

テンセント単体でも割安に見えるが、プロサスを通じて買えば、さらに安全余地が加わる。プロサスは投資持株会社で、純資産価値(NAV)は約1330億ドル(約21兆1000億円)、ADR1株当たり12.78ドルである。プロサスの純資産価値(NAV)は、現在の株価を68%上回っている。同社が保有する21億株のテンセント株の価値は1010億ドル(約16兆円)に達し、総資産価値の72%を占める。テンセントの持ち分だけでもプロサス全体の時価総額の1.29倍に相当し、プロサス自体はNAVに対して実に41%ものディスカウント(割引価格)で放置されている。

この41%のディスカウントをプロサスの投資先全体に均等に広げて考えると、テンセントADRを約30ドルで買っていることになる。テンセントの現在価格は49ドル強だ。これはテンセントの2027年のコンセンサス利益予想ベースの株価収益率(PER)に相当し、現金と投資を除けばわずか4.6倍である。

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編集=鈴木喜生

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