40年後も社会から求められるための環境予測
経営戦略の成功体験で得た考え方を、社会寿命(社会から必要とされる期間)の設計に応用しています。
私の社会寿命の根底には、ゴルフやテニスを通じた友人関係、家族との時間があります。もっと言えば、仕事そのものが私の社会との接点の核にあります。経済活動を目的とした活動から、社会貢献へのビジネスへの関わりを考えています。だからこそ、「90歳まで現在のパフォーマンスを維持しながら働き続ける」。これが現在50歳である私の社会寿命におけるKGIです。そのためには、「40年後の世の中で、自分はどんなポジションを維持すべきか」という定義が、これからの意思決定を決めます。
先ほどのビジネスのフレームワークを人生に置き換えてみましょう。
社会寿命を90歳と設定していますが、まずは短く15〜20年後を予測します。社会寿命としてできるだけ広く貢献できることを、現在のビジネスの主戦場であるM&Aで考えてみました。
① 15年後のM&Aを取り巻く環境で無敵の領域とは?
② その後20年間かけて社会に貢献し続けるためには?
① について。大きく分けて、これからは2つのM&Aが増えていくことになると思います。1つ目が、上場を目指すような大型資金調達をしている会社が、M&Aを繰り返し、一つの大きな企業群となるパターン。2つ目は、創業時からM&Aを目指すパターンです。私の戦わずして勝てる「無敵」領域は、後者のスタートアップM&Aに現れると考えています。
現状の私自身のSWOT分析を見てみます。
S:強みはこれまで個人として10社ほどの売却経験のある実績。
W:弱みは組織のない個人プレーヤーの集まりであること。
現在のようなM&A黎明期には、ブランディングされた会社の看板が大きな強みになります。しかし、上場企業のように社員を多く抱えるM&A専門会社は販管費がかさむため、小規模な案件が中心のスタートアップM&Aを扱うと、収益性が低くなってしまいます。
また、15年、20年後、業界が成熟すると、今度は会社の看板ではなく、個人がM&Aアドバイザリーとして指名されると予想しています。
つまり、今から10年かけて、SNS等を使った、恵島良太郎という個人のブランディングを行い、同時に、名前が売れている個人のファイナンシャルアドバイザーの方々を束ねるプラットフォームを作れば、今の現状の弱みが一気に強みになる。
このような予測・SWOT分析に基づき、経営戦略を立てることが、15年、20年後の私のビジネスの経済合理性を生んでくるはずです。


